登山の記録(2017年) 


4月24日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27

2017年 4月24日    単独行
             絶好の登山日和に藤里駒ケ岳へ

 やっと時間が空いたこの日、念願であった残雪期の藤里駒ケ岳に行ってきました。最高の天気に恵まれました。
 4時45分、薄暗い中能代出発。フォレストラインを粕毛林道目指す。上空に細い三日月。天気がよくなりそうだ。5時45分、出発予定地の内川着。数日前に登った独鈷森が朝日に照らされて頭の部分を赤く染めている。右に伸びる内川林道を詰めて、藤駒岳登山口に達するコースを考え林道を進むが、地図上にある内川にかかる橋がない。やむをえず、引き返す。40分ほどの時間ロス。浅はかな行動に腹が立つ。幸いにも、内川から2.5kmほど車で入れる。ラッキーである。6時50分、気を取り直してスノーシューを履き、青空の中出発。気温8度。林道には50pほどの積雪。小鳥の鳴き声、ドラミングを聞きながら気持ちのよい林道歩き。時々、藤駒岳が顔を出す。7時45分、樺岱コース登山口着。スギ林を過ぎ、ブナ林に入る。10cmほどの雪が、登るに従い1mを超える。上空は真っ青。最高である。気温が上がってきたのか、汗がふき出す。かすかなふみ跡が残っている。前岳手前のピークに上がると、東側が開け最高の展望。ここから、右側に大きな雪庇が張り出している。慎重に辿り、9時15分前岳着。遠く八甲田山まで見える。山頂を見ると、東側の雪庇が崩れ、パックリと大きな口を開いて、今にも崩れ落ちそう。この時期、藤駒岳は荒々しい雰囲気。雪が解け、登山道が顔を出しているところもある。鎖場のあたりは急斜面だが、まだ雪が張り付いていて、クラスト状態。やっとの思いで登り切ると、今度は手前に張り出した雪庇が行く手をさえぎる。這いずるようにして乗り越え、9時45分山頂着。南から男鹿半島、太平山、馬場目岳、森吉山、秋田駒ケ岳、八幡平、岩手山、八甲田山が一望。白神岳も美しい。もちろん、岩木山、田代岳、尾太岳、二ツ森も。鳥海山以外は、全て確認できる。気温18度。ウグイスが気持ちよさそうに鳴いている。こんなに恵まれてよいのかと思うくらいの素晴らしさ。正に天上の楽園。ショウスケさんもどこかに行っているだろう。森吉山?八幡平?鳥海山?後でわかったことだが、すぐ近くに見える田代岳とのこと。山頂の神社が確認できそうな距離。帰りの雪庇がこわいので、雪が緩む前に下山することに。10時30分、惜しみながら下山。途中の登山道が出ているところで昼食。ここでもウグイスの鳴き声。雪庇に気を付けて前岳を通過、ブナ林を下る。腐った雪が重い。12時30分登山口。ショートカットを繰り返しながら、林道を下り13時15分、車着。「ゆとりあ」で温泉に浸かり、世界遺産センター藤里館でコーヒーをご馳走になり帰宅。
 これ以上ないような登山日和で大満足でした。こんな日は、一年に2〜3回ですね。荒々しい藤里駒ケ岳も魅力的でした。
 登り、登山口まで55分、前岳まで2時間25分、山頂まで2時間55分、
 下り、登山口まで2時間、車まで2時間45分でした。

   
上空に三日月、好天の予感   独鈷森がモルゲンロート
   
 車はここまで 藤駒岳が顔を出す 
   
樺岱コース登山口  雪が少ないブナ林
   
 次第に積雪が増える うさぎさん、雪庇に近づいたらダメだよ! 
   
 顔を出した登山道  白神岳と白神山地の山々
   
 田代三山がすぐそこ  岩木山もすぐそこ
   
 尾太岳山頂のポツポツはコメツガです。  山頂で岩木山とツーショット、贅沢!
   
 素波里湖では開園の準備 二ツ森 
   
 今にも崩れそうな登山道わきの雪庇  鎖場の急斜面も
   
 雪のない登山道で昼食 遠く八甲田山 
   
 雪崩のあと  気持ちのよいブナ林の下り





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