登山の記録(2017年) 


4月 1日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



2017年 4月 1日    単独行
           6回目の向白神岳、日帰り登山

 午前10時までは晴れ以後曇り空から雪か雨の予報の中、向白神岳に行ってきました。
 午前4時30分、星も見えない真っ暗な中を能代出発。おにぎりとお茶を調達して、黒崎の登山口へ。青森県に入ると、見上げた空は青。国道から見る山頂も顔を出している。ウキウキの気分で林道へ。途中までしか車は入れない。6時、スノーシューを履いて出発。気温2度。ところどころ路面が出ている林道を通過して6時15分記帳所着。登山届を提出して登山道へ。多くのふみ跡が残っている。蟶山への急登の雪は少なくなっている。地面が露出しているところが多くなってきている。硬雪を期待したが、軟雪で登りにくい。2週間ほどすると、冬道も使えなくなるかも。登り切ったピークから硬い雪面。歩きやすい。ラッキーである。7時50分蟶山着。ここからブナ林の尾根歩き。雲の隙間から日差しが届く。標高1000m付近からブナの霧氷。キラキラと輝ききれいだ。稜線への急登も雪面が硬く歩きやすい。稜線に出ると目指す向白神岳がお出迎え。9時35分白神岳山頂着。避難小屋は雪に埋もれているが、入り口は除雪されている。とりあえず記念写真を撮り、9時45分向白神岳を目指して170m下る。雪面は硬いが、吹き溜まりに重い雪が積もっている。10時20分玄関岳。振り返ると白神岳にガスがかかっている。下りの急斜面はクラストして滑る。少し、緊張。1122mピークと1165mピークの鞍部で小休止。みかんと水ようかんがおいしい。向白神岳への稜線が一望できるが、遠い遠い。1165mピークへの登り、右に伸びた雪庇に気を付けて登る。十分の雪だが、左斜面の低灌木が顔を出している。2つ目のきつい登り、1221mピークの雪庇が大きな口を開けている。迫力満点。気が付くと上空は曇天。ガスも出てきている。向白神岳手前はやせ尾根。1250mピークを過ぎて向白神岳到着が12時15分。周囲はガスで真っ白。気温3度、無風。記念撮影をしてすぐに下る。ふみ跡をたどりながら引き返す。あられが降り出す。次第に強くなり、風も出てきて顔に当たり痛い。ジャケットを着こむが、天候悪化に不安が広がる。玄関岳のきつい登り返し、白神岳への登り返しを終え、14時50分白神岳に到着。ここからはホワイトアウト。ふみ跡が消えている。あわててGPSと地図を取り出し読図。蟶山尾根の下りではあられが雪に変わる。さらに雨が降り出す。16時蟶山通過。小雨の中、17時15分記帳所、17時50分、くたくたに疲れ切って車に乗る。
 この日しか空いてなかったのでしょうがないのですが、晴れあり、曇天あり、あられあり、雪あり、ホワイトアウトあり、雨ありのフルコースの向白神岳でした。山ですから、こんなこともあります。
 登り、蟶山まで1時間50分、白神岳山頂まで3時間35分、向白神岳まで6時間15分、
 下り、白神岳まで2時間25分、蟶山まで3時間35分、車まで5時間05分、山行時間は11時間30分でした。

   
 白神川への林道入り口に駐車  ブナ林の隙間から日差しが差し込む
   
遠く稜線への急登を望む   霧氷のブナ林を行く
   
稜線への急登   山頂の避難小屋
   
 まずは白神岳で記念撮影  正面の玄関岳を目指す
   
 太陽のスポットライト  世界遺産のブナ原生林
   
 世界遺産のブナ原生林  玄関岳から向白神岳稜線
   
 玄関岳下りの急斜面  白神岳にガスが
   
白神岳   口を開けた雪庇
   
 向白神岳  向白神岳で記念撮影
   
 雪庇を避けて通過  白神岳に戻ったらホワイトアウト






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