登山の記録(2017年) |
2月28日の登山の記録を紹介します。
2017年 3月12日 単独行 向白神岳を目指したが、白神岳まで 今年も向白神岳へ行こうと出発しましたが・・・・・・。 午前4時25分能代出発。午前10時を過ぎると天気がよくなる予報。星が見えない。5時40分白神川林道入口に駐車。車が一台。山頂泊か今日出発したのか?6時スノーシューを履いて出発。気温2度、曇り空。山頂方面が明るい。林道にトレースがついており、歩きやすい。駐車場を過ぎ、記帳所着が6時20分。登山届を提出する。昨日と一昨日に入山の記録がある。小鳥の鳴き声とドラミングを聞きながら登山道に入る。しっかりとしたトレースがあり、大助かり。いつも苦労する蟶山への急登も楽々。2時間足らずで蟶山に到着。よいペースである。上空はどんよりしたりうす曇りになったり。時々粉雪が舞うことも。次第に周囲のブナ林が着雪で白い。バックが青空だときれいな写真が撮れるのになどと思いながら先を急ぐ。蟶山を過ぎてまもなく、デポした荷物がある。不思議に思いながら、トレースに助けられながら登る。標高1000m付近で2人の登山者に追いつく。 Uさん、向白神岳を目指しているとのこと。ラッセルのお礼を伝え、ラッセルを交代する。30cmほどの重い雪のラッセル。きついがこれまでのラッセルのお返しに頑張るしかない。稜線への急登に入るとガスが深くなる。登るに従い周囲は真っ白。稜線に出ると足元しか見えないほど。後続の二人が確認できない。1235mピークでGPSに電源を入れたら、電池切れ。やむをえず電池交換していたら、Uさんグループが到着。ここから引き返すとのこと。とりあえず避難小屋まで行ってみることを伝え別れる。山頂への鞍部を目指すが、自分の感覚とGPSが指し示す方向が違う。GPSの故障か?などと考えていたら、足元の雪庇にビックリ。10時やっとの思いで山頂着。周囲はこれ以上ないようなガス。避難小屋からトイレが確認できないほど。記念撮影してすぐに下山。すると次第にガスが晴れてくる。帰りに雪庇上の踏み跡を確認したらヤバい。冷や汗。どんどん明るくなってくるが、向白神岳への気持ちは完全に折れてしまっている。向白神岳は見えないが、日本海側はきれいに見渡せる。標高1000m付近でK女史とすれ違う。単独で山頂をめざすとのこと。今までとはうって変わって山頂が楽しめそう。標高1000mピークでサポート役の旦那さんと雑談。ポカポカ陽気に誘われて、蟶山手前のブナ林を眺めながらランチタイム。最高に贅沢な時間。カップ麺におにぎり、パン、ラミーチョコ、コーヒー、デザートのバナナとりんご。超豪華。蟶山からの下りでUさんグループと挨拶を交わし、13時45分車着。 向白神岳が目標でしたが、そんな気持ちはいつの間にか消えていました。目標達成は次回にお預けです。 登り、蟶山まで1時間55分、山頂まで4時間、 下り、2時間20分、車まで3時間35分、山行時間7時間45分でした。 |
2時間足らずで蟶山通過 | 1本のトレースがブナ林に続く |
先を行くUさんグループ | 標高1000m付近のブナ林 |
きつい斜面をラッセル、感謝感謝 | 森林限界付近から深いガス |
やっと見えた山頂トイレ | 雪に埋もれた避難小屋 |
とりあえずトイレ前で記念撮影 | 下山時、ガスが晴れてトレースが見える、一安心 |
恐ろしい雪庇が顔を出す | 日本海側からガスが晴れる |
周囲の山々が顔を出す | 稜線上空にも青い空 |
蟶山への尾根と日本海 | ブナ林の向こうに岩崎 |
ブナの巨木 | 日差しの中でランチタイム |
蟶山急斜面では大きな雪俵 | 帰りの国道から見た白神岳山頂 |