登山の記録(2017年) 


1月 8日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



2017年 1月 8日   二人行
                   今年の登り初め・白神岳

 息子が前日(7日)登山靴を購入、その履き初めと今年の登り初めで白神岳に行ってきました。
 七草粥を食べ、5時30分真っ暗な中を能代出発。予報通り星が見える。今日は好天が期待できそう。6時30分日の出。駐車場で山仲間の誰かに会えるかと期待したが、車はなし。駐車場の積雪は20cmほどだが、上部の記帳所まで行くのはあきらめる。7時スノーシューを履いて出発。登山届を出して7時40分冬道入り口。積雪が少ないが、冬道に入る。ヤブをかき分けながら、急登へ。雪が少なく崩れやすく、踏ん張りがきかない。ササヤブが邪魔してきつい登り。夏道を利用した方がよかったかなあという思いが何度も浮かぶ。先頭を交互に代わりながら登るが、体力がどんどん削られていくのがわかる。急登が終わると今度は膝までのラッセルとヤブ。雪が重い。痙攣しそうになりながら10時蟶山着。通常は2時間ぐらいで登るのが、今回は3時間を費やす。ロッテラミーチョコとキットカット、みかん、アクエリアスで休息。上空は真っ青。天気に元気づけられて山頂めざして出発。相変わらず膝までのラッセル。標高1000m付近に美しいブナの霧氷が広がる。稜線への急登手前で写真を撮っていたら、一人の登山者が追いつく。蟶山までの予定であったが、ラッセルしてあったので登ってきたとのこと。ラッセルのお礼を言って先を行く。雪を抱えた灌木を縫うようにラッセルしていく。ありがたい。感謝である。急登も30cmほどのラッセル。上空は青空、振り返ると日本海、最高の気分。12時30分大峰分岐着。向白神岳、八甲田山がお出迎え。ここからは硬い雪面の気持ちのよい稜線歩き。北東の冷たい風はあるが、苦になる寒さではない。12時50分山頂着。岩木山はもとより八甲田山、岩手山、鳥海山がくっきりと見える。息子がこんな展望初めてだと大喜び。苦労した甲斐があったというもの。気温0度だが、小屋で冷たい風を避けるとポカポカ。おにぎりをほおばり13時30分下山。きれいであった霧氷が溶け出してポタポタ降ってくる。雪面も腐ってきている。気温が高いのだろう。14時45分蟶山着。ここからの急な下りは足への負担が大きい。右足の小指が痛いのを耐えながら16時駐車場着。
 これ以上ない好天に恵まれ、美しい白神山地を楽しめました。5時間50分というつらいつらい登りを補って余りある素晴らしさでした。 
 登り、蟶山まで3時間、大峰分岐まで5時間30分、山頂まで5時間50分、
 下り、蟶山まで1時間45分、駐車場まで2時間30分、山行時間は9時間でした。

   
 駐車場は20cmほどの積雪  蟶山への急登
   
 遠かった蟶山 ウサギの足跡が道案内 
   
次第に周囲は真っ白   標高1000m付近はブナの霧氷
   
 ブナの巨木も今日は気持ちが良さそう 稜線を目指して登る 
   
雪の灌木をぬって進む  稜線と山頂 
   
稜線への最後の登り  自然の造形美 
   
日本海をバックに稜線をめざす   向白神岳と岩木山(中央奥)
   
稜線を山頂めざす   山頂への最後の登り
   
 小屋のわきをぬけて山頂へ  おとぎの国のような山頂からのながめ
   
 感激と疲労の記念撮影  世界遺産のブナ原生林
   
 岩手山 八甲田山 




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