登山の記録(2016年) 


2月の登山の記録を紹介します。


2016.0208


2016年 2月 8日     単独行
              
白神岳への中間地点・蟶山へ

 
白神岳を目指して出発しましたが‥‥‥。
 6時30分登山開始の予定で、5時10分真っ暗な中を能代出発。青森県に入ると道路が乾いている。101号線から林道に入るとわずかに積雪があるが、車の通行に支障はない。快調に駐車場までたどりつき、車道にタイヤのあとがあるのでさらに上をめざす。2つ目のカーブを過ぎると30cmほどの積雪で軟らかい。わだちから車輪がはずれると動けなくなりそう。ここでトラブルに遭遇!あれやこれやで2時間以上を費やす。駐車場手前のT字路に車を駐め、白神岳をあきらめ、9時30分蟶山をめざす。登山道に踏み跡があり、冬道に続いている。積雪は30cmほど。急登は雪が崩れて登りにくい。粉雪が舞う中をあえぎながら登る。いつ登ってもきつい登りである。ササや低灌木が行く手を邪魔する。蟶山への尾根に出るとさらにササがひどい。しだいに樹木に霧氷が見られる。風はないが、手の指先が冷たい。相変わらず粉雪が降り続く。霧氷が美しい蟶山に11時45分着。2時間15分もかかっている。白神岳をあきらめてテンションが下がったせいか?突然、青空と日差し。天気に励まされたような気分で、しばらく休む。12時25分下山開始。雪が腐れ出し、下りにくい。林道の悪戦苦闘した跡をうらめしく見つめながら14時10分車着。
 しばらくの間、駐車場から上は車の乗り入れを控えた方が賢明です。Uターンもできません。4WDの過信は禁物ですね。でも、蟶山の霧氷は見応え十分でした。
 登り、蟶山まで2時間15分、下り1時間45分、総行動時間4時間40分でした
 
   
 駐車場脇に駐車 悪戦苦闘の跡 
   
冬道の登り  ササが行く手をさえぎる 
   
時には日差しが  蟶山周辺のブナの霧氷 
   
蟶山山頂は寒い、心も寒い  日差しを受けたブナ林 
   
青空が広がる  霧氷が青空に映える 



2016.02.29



2016年 2月28日   二人行
                白神岳・今年の初登頂

 一人で白神岳に行く予定でしたが、前日の夕食後息子が一緒に行きたいと言い出し、二人で白神岳に行ってきました。
 午前5時40分能代出発。月が皎々と輝いており、気持ちが高ぶる。前回の車を路肩に落とした経験から、駐車場に駐める。気温マイナス3度だが、無風であたたかい。7時、ジャケットをザックにくくりつけて出発。林道は積雪5cmほどで、上部の記帳所まで車で安全に上がれそう。登山届けを提出し、登山道に入る。積雪は5〜10cmほどしかない。冬道に入るが、下部は積雪が少なく、地面が見えるほど。やぶがひどく、行く手をさえぎる。きつい登りをあえぎながら登る。しだいに雪が深くなり、ぬれ雪で重い。8時50分蟶山着。朝日が木々を照らし、上空は真っ青。ここからは本格的なラッセル。さらに雪が重くなり、足に重りを付けて登っているよう。裸であったブナ林が、次第に雪を抱えてくる。青空をバックにしたブナ林がきれいだ。写真におさめながら上をめざすが、ペースが上がらない。4時間で山頂の予定であったが、それどころか山頂までたどり着けるか不安。時々痙攣も襲ってくる。稜線への急登も雪が深く軟らかいため、踏み上げると崩れるをくり返し登りにくい。10歩登って、ひと休みのペース。やっと上がった稜線上はクラストして、硬い雪面。大助かり。快調に稜線を歩き、12時山頂着。気がつくと、上空は雲が一面。南風が冷たい。能代市、二ツ森、藤駒岳付近までしか見えない。岩木山はすそ野だけ。森吉山、田代岳は雲の中。小屋の脇でパン一個をほおばり12時30分下山。稜線上で、先行するむすこが「茶色の動物とうさぎがじゃれ合ってる」。よく見ると、テンがまるまると太ったうさぎを追いかけている。大きく飛び跳ねながら、うさぎが必死に逃げている。うさぎが逃げ切り、ひと安心。でもテンがかわいそう。そんなことを話し合いながら下っていく。雪はさらに腐り、ますます重くなる。スノーシューのそこにボッコができてさらに重い。相変わらず痙攣する足をだましだまし、3時間以上かけて15時45分車着。

 午前中好天に恵まれ、青空をバックにしたブナ林や山並み、そしてうさぎとテンのかけくらべを見ることができました。積雪が少なく、冬道の急登はほとんど地面が露出しており、次回は利用できるか不安に思いました。
 登り、蟶山まで1時間50分、山頂まで5時間、
下り、蟶山まで2時間、駐車場まで3時間45分、総行動時間、8時間45分でした。
 
   
国道からの白神岳  蟶山への急登、積雪10cmほど 
   
わずかに雪を抱えた蟶山のブナ林  標高900m付近の霧氷のブナ 
   
標高1000m付近のブナの樹氷  真っ白な世界を登る 
   
ブナの樹氷の下でパチリ  立ち入るのが申し訳ないブナの回廊 
   
青空をバックに美しいブナ  お気に入りの大峰岳への稜線 
   
大峰分岐への登り  蟶山尾根のブナ林 
   
今日は山頂が遠く感じる  海をバックに、大峰分岐への急斜面を登る 
   
やっと見えた向白神岳  山頂から避難小屋とトイレ 
   
 山頂は寒い寒い! 稜線の大きな雪庇 
   
うさぎを取り逃がしてしょんぼりのテン  白神川上流部のブナ林 



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