登山の記録(2016年) 


11月 7日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



2016年11月7日    単独行
           冬支度の白神岳
 
 天気に恵まれない日々が続く11月ですが、この日久しぶりの好天の予報に誘われ、白神岳に行ってきました。
 午前5時20分能代出発。気温4度、真っ暗。日の出時刻は6時15分。いつものように朝、昼食を調達し、登山口を目指す。八森の手前で道路の真ん中にタヌキの死体。びっくりして脇を通り過ぎたら、八森で今度は道路わきにシカの死体。カモシカ?かわいそうにと思いながら先を急ぐ。国道から見える白神岳が白い。楽しみだが、寒そう。6時30分駐車場着。青森ナンバーの登山者が出発していく。6時45分、うす曇りの中を出発。気温4度と寒いくらいだが、しばらくすると暑い。冬山の服装がうらめしい。登山口が紅葉の真っ盛り。松の黒い幹とイタヤカエデの黄色のコントラストがきれいだ。この紅葉が最後の水場まで続く。水量が少ない。水を補給し、蟶山への急登へ。ここからのブナは葉を落とし寂しそう。お陰で遠くが見渡せる。8時15分蟶山分岐着。尾根上の登山道に枯葉が積もり、カサカサ音を立てながら気持ちのよい登り。時々朝日が差し込む。最高!と叫びたい気分。標高1000m付近から足元に霜柱が現れ、枯葉が凍って滑りやすい。チシマザサに細かい雪が薄く積もっている。木々の間から見える稜線が白い。期待が膨らむ。稜線への急登に入ると、周囲は霧氷で真っ白。青空も顔を出し、キラキラと輝く光景は素晴らしいの一言。夢中で写真におさめ、9時20分大峰分岐着。驚いたことに、稜線の向こう、東側は緑色。霧氷がない。山頂に向かって右側、日本海側は霧氷で覆われているが、左側は緑色。稜線の右と左で全く違う光景。自然のなせるわざ、おどろきである。山頂手前で先行した登山者が下ってくる。速い。互いにシャッターを押してあげて別れる。津軽半島の突端から来たとのこと。9時30分、山頂着。気温8度、時々日差し。無風。日が差すとあたたかい。白神山地の山々は見えるが、遠くは見えない。白く見えるのは向白神岳山頂部だけ。避難小屋で少し早い昼食。青空の中を10時30分下山。気温が上がっているのか、霧氷が溶けてボタボタ音を立てて落ちている。途中、3人の登山者とすれ違う。登山口では数人が紅葉の写真を撮っている。13時15分、駐車場着。
 スタートは紅葉、そして葉を落としたブナ林、山頂部の霧氷と見どころ満載の山行でした。次回は雪の白神岳です。
 登り、蟶山分岐まで1時間30分、山頂まで2時間45分、
 下り、蟶山分岐まで1時間20分、駐車場まで2時間45分、山行時間は6時間30分でした。

   
国道から見た白神岳山頂が白い!   登山口は紅葉真っ盛り
   
登山道は枯葉の絨毯   気持ちのよい登山道に朝日が差し込む
   
大峰岳への稜線が白い  足元には霜柱 
   
 足元には霜柱  低灌木に着いた霧氷
   
 ブナ林は葉を落としても美しい  登山道脇のイチイも真っ白
   
 向白神岳山頂付近にも霧氷 霧氷の向こうに向白神岳への稜線 
   
 お花畑から白神川と日本海 稜線にて記念撮影 
   
 山頂手前から山頂方面を望む 白いトンネルをくぐる 
   
 山頂より避難小屋とトイレ 稜線の左、日本海側が霧氷 
   
 山頂より登山道を振り返る  山頂の南側尾根は右、日本海側に霧氷
   
葉を落としたブナの巨木  登山道入り口のブナのご神木 




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