登山の記録(2016年) 


10月24日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



10月24日    二人行
            
紅葉終盤の桃洞沢から赤水沢へ

 
やっと時間がとれたこの日、タロンペさんを誘って森吉山の沢の紅葉を楽しんできました。
 東能代インター入り口のコンビニで午前5時待ち合わせ。上空には美しい三日月が見えるが、カメラをかまえたらすぐ雲の中。朝、昼のおにぎりを調達し、インター入り口の駐車場で久しぶりのタロンペさんを乗せ、森吉山を目指す。日の出まで1時間ほどあり、真っ暗。上空は雲で覆われている。米内沢付近でやっと明るくなる。6時30分森吉山野生鳥獣センター着。準備をしていたら、一台の車。カメラを抱えた人が降り立つ。20mと10mのザイル、10本の捨て縄を持参。タロンペさんは渓流シューズ、私はスパイク長靴、ヘルメットをかぶり、7時出発。気温9度、肌寒い。フリースを着込む。赤と黄のブナ林がお出迎え。カサカサ音をたてて歩くのも気持ちがよい。ブナ林は美しいの一言。しばらくすると雨がパラパラ。あられも混じっている。本降りにならないことを願う。50分ほどで桃洞赤水分岐着。右の桃洞沢左岸を行く。枯葉を浮かべた桃洞横滝がきれいだ。右岸に渡るころには周囲は紅葉でいっぱい。桃洞滝8時着。紅葉をバックにした滝がきれいだ。タロンペさんが雨具を着込む。滝の右側の岩に刻まれたステップを踏んで上部へ。ここから見る下の紅葉がまたきれいだ。ここから気持ちのよいナメを上流へ。水量は多くはない。心配した水温も苦になるほどではないとの渓流シューズのタロンペさんの言葉に一安心。左右の紅葉を眺め、右の八段の滝を過ぎ、8時35分中滝着。雨はやんで、青空も見える。難なく左側を登り、男岩の下を通り8時43分桃洞沢の難所男滝着。ロープを頼りに右側を登るが、上部のロープが擦り切れ短く頼れない。滑落しないように慎重に滝の上部へ。ここから一気に沢が狭まる。日が差し込み、紅葉がまぶしい。8時55分、本流から左の枝沢に入る。ピンクテープの目印があり、わかりやすい。さらに沢が狭まり、倒木や流木が行く手をさえぎる。周囲は紅葉。随所にピンクテープがあり、迷うことはない。9時50分尾根の上部へ。ここから反対側の赤水沢への枝沢を下る。滝や甌穴が行く手を遮り、ザイルや周囲の草木を頼りに下る。10時18分赤水沢到着。桃洞沢より赤が濃いように感じる。タロンペさんより行動食のヨウカンをいただき、休憩なしで下る。兎滝まで大小の滝が続く。ザイルをフル活用して通過。岩にへばりついた枯葉が滑り、転倒することも。渓流シューズの方が滑りやすそうだ。11時最大の難所兎滝の上部へ。ここから見下ろす紅葉もまた美しい。下るのにかなりの時間を要してしまう。水量が少なく、兎の形がはっきりしない。時折冷たい風が吹き、枯葉が舞い落ちる。きれいだが、寒いので先を急ぐことに。途中で兎滝に向かう3人グループとすれ違う。左右の紅葉を写真におさめ、11時50分赤水本流分岐着。ここからさらに赤が濃くなっている。水面にたくさんの枯葉が浮かび、川底が見えず、甌穴に落ちそうになりながら、慎重に下る。延々と紅葉の回廊が続き、写真をいくら撮ってもきりがない。12時47分桃洞赤水分岐に戻る。観光客やカメラマン十数名とすれ違い、13時20分センター着。冷たい風の中で昼食。あたたかいカップ麺とおにぎりがうまい。コロネとコーヒーも最高。14時車に乗り込み。途中四季観館のコクのあるバニラソフトを食べ、帰宅。
 紅葉も終盤に入ったようでしたが、見ごたえ十分でした。寒かったけれども、それに余りある美しさでした。この周回コース楽しめますね。
 桃洞滝まで1時間、男滝まで1時間45分、乗越尾根まで2時間50分、兎滝まで4時間、センターまで6時間20分でした。
国土地理院発行二万五千分の一地形図「玉川温泉」 
 

   
 枯葉の絨毯を踏みしめて色鮮やかなブナ林を行く 枯葉が浮く桃洞横滝 
   
すぐに真っ赤な紅葉が飛び込んでくる  紅葉に囲まれた桃洞滝 
   
桃洞滝上部からの眺め   小さな滝とナメが続く
   
 八段ノ滝 水面が鏡のよう 
   
ロープを伝って男滝を登る  左の小さな沢に入る 
   
 沢幅がせばまる、日差しも。 尾根越え 
   
日差しを浴びたハートの滝  ザイルを使って慎重に懸垂下降 
   
 兎滝上部からの眺め  燃えるような兎滝脇の紅葉
   
 紅葉に囲まれた兎滝 赤水渓谷脇のブナ林 
   
気持ちのよい赤水渓谷の遡行  鮮やかな赤、何カエデでしょう? 
   
美しい赤水渓谷  赤水渓谷の終わりでツーショット 
   
桃洞滝右側を登る(タロンペさん撮影)  中滝を登る(タロンペさん撮影) 




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