登山の記録(2016年) |
8月29日の登山の記録を紹介します。
8月29日 単独行 太平山から馬場目岳へ 台風が来る前に山に行こうということで、太平山に行ってきました。馬場目岳まで縦走しましたが、背丈をこえる密生したヤブに大苦戦をしましたが、馬場目岳の360度の大パノラマが癒してくれました。 夜明け前の午前5時能代出発。上空にはやせ細った月。秋田道に入ると夜が明ける。森吉山のシルエットがきれいだ。森吉山の沢にも行きたいなあ!などと考えながら、仁別の旭又登山口へ。車が3台、一人の登山者が出発していく。冷凍したCCレモン、コーラ、アクエリアスをザックにつめて7時出発。気温27度、晴れ。宝蔵岳コースに入る。急登ですぐに息が切れる。杉林がブナ林に代わるころには汗びっしょり。時々風が吹いてきて気持ちがよい。遠くでゴーゴーという風の音がする。山頂は風が強そうだ。8時10分、軽井沢尾根分岐着。周辺のブナがきれいだ。宝蔵岳を通過し、岩場の登りがある弟子還へ。南から強い風が吹き、こわい。帽子が飛ばされそうな強い風。弟子還から青空をバックにした山頂がきれいだ。最後の登りを10分ほどでクリアし、9時10分山頂着。気温26度。風が強い。鳥海山は雲の中だが、展望は悪くない。黄色く色づいた田んぼがきれいだ。神社の管理人に馬場目岳の情報を聞くが、詳しいことはわからない、最近は馬場目岳まで行く人はいないとのこと。9時30分、馬場目岳をめざす。旭岳で鐘を鳴らして安全祈願。部分的にヤブがあるが、苦にならない程度。相変わらず、風が強い。登山道わきのミヤマアキノキリンソウが歓迎してくれている。稜線でゴーという風の音が不安を駆り立てるが、ブナ林に入るとホッとする。10時30分、萩形コースとの分岐である笹森着。この辺は奥深くクマが出そう。奇声をあげながら、11時赤倉岳着。コースがここから一変してヤブ。背丈をこえる。久しぶりに本格的なヤブこぎ。ヤブの中に顔をつっこみ、密生した枝をかき分けながら、ふみ跡を頼りに進む。緊張が疲れを助長。引き返そうかと何回も思うが、それも大変そう。ふみ跡を外れてしまい、戻って捜すことも数回。緊張と焦りで疲れもピーク。地図とGPSとにらめっこ。展望も全くきかない。3.2kmのヤブこぎを1時間50分かかって、12時50分馬場目岳赤倉分岐着。ホッと安堵すると、疲れがどっと出る。こんな時のために持ってきたリンゴを丸かじりしながら馬場目岳山頂をめざす。13時15分、馬場目岳到着。気温27度、360度の素晴らしい眺望。森吉山、秋田駒ケ岳、男鹿半島などがきれいに見える。大潟村の黄色い幾何学的田んぼの美しいこと。太平山から歩いてきた稜線が見渡せる。よく来たものだと自己満足。避難小屋で久しぶりにカップ麺とおにぎりで遅い昼食。コーヒーも飲んで元気を回復。14時10分下山。ひたすら下って、15時20分駐車場着。近くの川原で頭から水を浴びスッキリしてから家路につく。 太平山から馬場目岳への縦走はやめておいた方が賢明です。赤倉コース利用をお勧めします。このままでは、このコースが廃道になってしまうのではないかと心配です。展望はよくありませんが、達成感のあるコースなので残念です。 登り、太平山まで2時間10分、太平山から赤倉岳まで1時間30分、馬場目岳まで3時間45分、 下り、馬場目岳から登山口まで1時間10分、総行動時間は8時間20分でした。 |
国土地理院発行二万五千分の一地形図「太平山」 |
朝日で浮かび上がった森吉山 | 早速ツリフネソウがお出迎え |
強い風にたなびくブナの葉 |
気持ちのよいブナ林の登山道 |
鶴ヶ岳のブナ | 弟子還(左手前)と太平山山頂(右奥) |
山頂から秋田市街地 | 山頂にて |
これから向かう山並み(左奥が馬場目岳) | 「どっこいしょ」の語源?「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」 |
旭又コースから太平山 | 足元にはミヤマアキノキリンソウ |
強い風と青空 | ツルリンドウから元気をもらう |
ところどころに赤テープ、ありがたい | リンゴを丸かじり! |
歩いてきた稜線(赤線がコース) |
360度の大パノラマ、馬場目岳山頂 |
男鹿半島と大潟村 | 五城目町森山と大潟村 |
馬場目岳避難小屋と太平山 | 森吉山がすぐそこに |