登山の記録(2016年) 


5月28日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



 2016年 5月28日

           県北登山部同行記 鳥海山

 
好天に誘われ、そろそろ山に行きたいと思っていたところ、全県総体登山競技大会の下見に行くと県北登山部から連絡があり、迷惑をかけないことに肝に銘じて同行させていただきました。
 鉾立登山口を5時出発とのことであったが、途中で追いつく予定で能代を4時30分出発。眠い気持ちを抑えながら、自動車道を象潟まで。エコーラインを通って鉾立に着いたのが6時30分。下回りの先生から40分ほど前に出発したとのこと。角館高が出発の準備をしている。絹雲が流れる青空の中を6時40分出発。奈曽渓谷の向こうの山頂が美しい。早速高山植物がお出迎え。イワカガミ、ミツバオウレン、イワカガミ、ミネザクラなど。気分よく御浜神社へ急ぐ。賽の河原はまだ雪の中。3人の登山客を追い越し、7時50分御浜神社着。鳥ノ海はまだ雪で覆われている。ここで、能代工高、大舘鳳鳴高の合同下見隊と合流。無風、快適な中を御田ヶ原へ。右奥の月山がきれいだ。朝日連峰らしきものも。左には岩手山、秋田駒ケ岳、森吉山、早池峰山が見える。素晴らしい展望に大感激。両高の山岳部員は読図、観察、展望、記録に余念がない。下見の成果が大会の成績に直結するため、生徒も先生も一生懸命である。邪魔しないように少し離れて行動する。20年ほど前の自分が思い出される。平成10年、このコースを生徒と登ったが、その時の部員の顔が浮かんでくる。あの頃は若く、がむしゃらに燃えていたなあ・・・。一週間前より雪が1m50cmほど溶けたそうである。太陽の力はすごい。9時、七五三掛を過ぎ千蛇谷へ。本コース一番の難所に立派な登山道が整備されている。山形県に感謝である。ここから長い千蛇谷の雪渓歩き。上空は青空に絹雲がきれいだ。喘ぎながら10時40分大物忌神社着。ここから単独で新山へ。11時山頂着。登山者でにぎわっている。月山が間近に見える。雪渓の硬い急斜面を慎重に下り、11時10分七高山着。こちらもにぎわっている。東の空に雲が沸いている。山頂部の花はコメバツガザクラだけ。ペットボトルに水を入れるのを忘れ、パンとアクエリアスで昼食。カップ麺は持っているのだが。隣の三人組がカップ麺をズルズルと音を立てて食べている。恨めしく思いながら、12時40分下山。スキーヤーも多いが、尻滑りの人も多い。パタゴニアの名前が入ったプラで滑る人も。尻滑りの道具も売っているんだ。下山中、振り返ると真っ青な空をバックに鳥海山が美しい。雪渓を一気に下り、七ツ釜を過ぎ祓川に14時10分着。間髪を入れずにカップ麺を食べる。
 単独行では往復登山を余儀なくされるが、今回は登山部のお世話になり鉾立から祓川まで縦走することができました。自分の昔を回想することもできました。お世話になった登山部の先生方に感謝感謝です。
 登り、鉾立から御浜神社まで1時間10分、大物忌神社まで4時間、新山まで4時間20分、
 下り、七高山から祓川まで1時間30分、総行動時間は7時間30分でした。

   
角館高山岳部が出発のミーティング   今日も良い天気、奈曽渓谷と山頂
   
ミネザクラがお出迎え   コシジオウレンも
   
 雪に覆われた鳥ノ海 ハクサンイチゲが咲き始め 
   
鳥海山はスケールが大きい  御田ヶ原から秋田駒ケ岳(左奥)と岩手山(右奥) 
   
きれいに整備された千蛇谷への下り  千蛇谷の長い雪渓を登る 
   
隊列を組んで登る山岳部員  振り返ると千蛇谷の向こうに青空 
   
新山から月山   山頂は狭いのでシャッターを押していただきました
   
緊張を強いる大物忌神社から七高山への雪渓  コメバツガザクラのアップ 
   
七高山にて展望の確認をする山岳部員  花径が5mmほどの小さな小さなコメバツガザクラ 
   
大雪路から山頂を振り返る   ショウジョウバカマ
   
タムシバ  最高のビューポイント、竜ヶ原湿原から鳥海山 





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