登山の記録(2016年) 


5月15日の登山の記録を紹介します。


2016.03.27



2016年 5月15日    二人行

             新緑が峰を登る 白神岳

 好天続きで山が呼んでいるのを感じ、息子を誘って白神岳に行ってきました。この時期、ブナの葉色の変化が楽しめるはず。
 午前5時50分能代出発。日の出時刻が4時23分、もう普通に明るい。散歩している人も多い。ライトを点けずに出発するのは久しぶり。1時間ほどで黒崎の駐車場へ。車が4台、パトロール中のステッカーを貼った青森以外すべて秋田ナンバー。秋田県の人は白神岳が好きなのかなあと思いながら、7時ちょうどに出発。息子はトレランシューズ。登山届を提出し登山道へ。気温18度だが、夏山のように暑い。この付近のブナは濃い緑色の葉を付けている。二股分岐で一人追い越し、蟶山コースに入る。登山道は乾いており、歩きやすい。出発して1時間ほどで最後の水場。火照った体に冷たい水がうまい。水を補給し、蟶山へのきつい登りに入る。1月の苦しいラッセルを思い出す。途中で巡視員と大舘からの登山者に追いつく。いろいろ説明を受けている。蟶山分岐下部で、巡視員がここに風穴があると言う。登山道の右側に20cmほどの小さな穴があり、冷たい風が吹き出している。ビックリ!新しい発見である。蟶山分岐で二人を追い越し、山頂を目指す。濃い緑のブナの葉が、次第に薄い緑色に変化していく。若返っていくようでうれしい。標高1000m付近はブナの芽吹き。さらに上に行くと葉を付けていない裸のブナ。男女5人組を追い越し、9時40分、大峰分岐着。向白神岳、岩木山がお出迎え。3月に登った吉ヶ峰、太夫峰がはっきり確認できる。ところどころに雪が残る稜線を山頂目指す。9時55分山頂着。青空にすじ雲が浮かび、きれいである。真っ青な空もよいが、こういう青空もまたよいものである。風があり、汗が飛んでいくよう。鳥海山を含め、ほとんどの山が望める。しばらく二人だけで楽しむ。少し寒くなったが、山頂のベンチに座るとポカポカ。眠くなってくる。2か月前の山頂の寒さが嘘のよう。追い越した登山者がどんどん到着し、10人ほどに。譲って避難小屋わきで昼食。久しぶりにカップ麺とおにぎり。ゆっくり1時間ほど費やし、11時下山。スローペースで景色を楽しみながら下る。巡視員の方を追い越したり、追い越されたりしながら、蟶山分岐を過ぎ、12時45分、最後の水場着。ここで、コロネでコーヒータイム。山の水で淹れたコーヒー、なんと贅沢か。コロネをどちらから食べるか?息子はいつも頭(チョコが顔を出している太い方)から食べるという。私はいつもしっぽ(細い方)から。最後にチョコをたっぷり食べる方がいいと思うのだが?巡視員の方が合流し、マタギの体験談をうかがう。クマは人間をエサとは思っていないから、びっくりしなければ襲うことはない。太夫峰コースはクマが多いので気を付けなくてはいけない。クマはケガをすると、沢に降りて傷口を洗う。テンときつねは肉食だから、うさぎにとっては天敵。などなど。2時駐車場着。下界は暑い。
 ブナの新緑の峰のぼり、風穴、巡視員の方のお話しと、楽しい山歩きでした。花の季節、紅葉の季節ももちろんきれいですが、この時期の白神岳もきれいです。
 登り、最後の水場まで1時間、大峰分岐まで2時間40分、山頂まで2時間55分、
 下り、最後の水場まで1時間45分、駐車場まで3時間、総行動時間7時間でした。
   
登山道入口のブナの巨木は濃い緑   直径20cmほどの風穴
   
蟶山分岐付近のブナ林  標高1000m付近のブナの巨木は芽吹き 
   
蟶山尾根、緑がだんだん薄くなる。
山頂付近ははだかのブナ 
   
八甲田山がお出迎え  向白神岳方面 
   
 太夫峰と吉ヶ峰  白神川上流部の芽吹きと新緑
   
青空が広がる白神岳山頂  山頂より避難小屋と岩木山 
   
 山頂にて記念撮影 登山者でにぎわう山頂 
   
 ミヤマカタバミ 標高900mのブナの巨木は淡い緑 
   
 淡い緑色のブナ林 ハウチワカエデ 
   
つぶれたコロネでコーヒータイム  マイヅルソ 





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