登山の記録(2015年) 


8月の登山の記録を紹介します。




2015.08.30



  8月30日   三人行
                        
森吉山・桃洞滝から赤水沢へ

 ショウスケさんから案内をいただいて、念願の桃洞滝から赤水沢への周回コースに行ってきました。
 5時50分、タロンペさんを乗せ我が家を出発。能代北インター入口のコンビニでショウスケさんと合流。曇り空の中、2台の車で森吉山を目指す。ゆっくり行くからという言葉とはうらはらに、ショウスケさんは飛ばす、飛ばす。7時40分、森吉山野生鳥獣センター着。20台ほどの車が駐まっており、にぎわっている。団体で沢に入るのかと驚いていたら、ici石井スポーツ主催のトレラン講習会とのこと。トレラン愛好者が多いことに驚く。渓流シューズを履いて、8時20分出発。しばらくは緑がきれいなブナ、ミズナラ林の中を行く。心配したヤブ蚊の襲撃はさほどではない。桃洞・赤水分岐を過ぎ、9時15分桃洞滝に着く。いつ見ても美しい。見とれてしまう。滝の右の岩にステップが刻まれており、難なく滝の上部に出る。ここからいよいよ沢歩きである。沢床が舗装道路のように平らで歩いていて気持ちがよい。こういう沢登りもあるんだ。所々に大小の丸い甌穴(おうけつ)があり、落ちたら深いところでは溺れそうである。水面は浅く、深くてもヒザまでくることはない。40分ほどで横長の中滝着。ここは左側を登る。まもなく、男滝である。近くに男岩があるのでこう呼ばれるそうだが、振り返るとそれらしい岩があった。男滝は右側を登り、上流をめざす。次第に沢が狭くなり、水量も減っていく。ショウスケさんが読図しながら先頭を行く。沢の源流部を過ぎ、11時23分尾根を越える。ヤブこぎを覚悟していたが、入山者が多いのか歩道になっている。すぐ、反対側の枝沢に入り、今度は下っていく。危険な場所では両脇の灌木やササを手掛かりに慎重に下る。11時56分、突然目の前が開け、赤水沢本流に降り立つ。ここで昼食。カップ麺とおにぎりだが、コーヒーを飲んだのは私だけ。これからの懸垂下降にそなえて、ショウスケさんがザイルの整備をしている。12時24分、下山開始。すぐ、大きな滝が現れる。ザイルを使って下降を試みるが、20mザイルでは下まで届かない。車にザイルを置いてきたことを後悔する。ショウスケさん一人に頼りすぎている自分がうらめしい。ショウスケさんが持参した捨て縄とテープを継ぎ足して、何とか急斜面を下る。その後、3度ほどザイルを利用することになる。13時40分、最後の大きな滝である兎滝上部へ。ここもザイルを使用。確かに兎に見えるおもしろい滝だ。ここからは滝は全くといってよいほどない。延々と続く滑床の沢を下る。14時08分、赤水本流着。ここからも単調な沢が続く。14時52分、元の桃洞・赤水分岐へ。早足でブナ林をぬけ、15時27分野生鳥獣センター着。センターを見学し、能代を目指す。
 ショウスケさんのおかげで、無事帰ることができました。感謝、感謝です。こんな歩きやすい沢もあるんだと目からうろこでした。紅葉の頃に、また行きたいものです。
 登り、桃洞滝まで55分、中滝まで1時間32分、男滝まで1時間42分、尾根越えまで3時間3分、赤水沢本流まで3時間36分、  下り、兎滝まで1時間14分、赤水本流まで1時間34分、桃洞・赤水分岐まで2時間28分、野生鳥獣センターまで3時間3分、山行時間は7時間7分でした。 
 
国土地理院発行二万五千分の一地形図「玉川温泉」 
   
若い人がほとんど、トレランの講習会  最初はブナ林の中を行く 
   
桃洞滝は右側を登る  桃洞滝上部から下をながめる 
   
小さな滝をいくつも越えていく  まもなく最初の二股 
   
右の枝沢に美しい八段の滝  横長の中の滝 は左側を登る
   
男岩?   男滝は右側を登る
   
しだいに沢が狭くなる  いたるところにある甌穴 
   
いとこんぶのようなコケ?藻?  尾根越え、道がついている 
   
赤水沢本流にてスリーショット  一番苦労した最初の難所 
   
ハートの滝  うさぎ炊き滝を下る 
   
うさぎ滝  たしかにうさぎの形 
   
延々と続く滑床 (なめとこ) 無事、野生鳥獣センター着 




2015.08.20



 8月20日   二人行
                          奥深い羽後朝日岳へ

 奥村清明先生が『秋田の山登り50(無明舎)』で、「朝日岳は、奥深い山だけに、深く険しい渓谷や長大な尾根を、四方に延ばしているが登山歩道はない。現在、朝日岳に至るには、部名垂沢(へなたれさわ)を辿るのが、夏期では一般的で‥‥」と紹介されている羽後朝日岳にタロンペ氏と行ってきました。
 午前4時半能代出発。おにぎりを調達して阿仁経由で田沢湖町に入る。天気は曇、雨が降りそうだ。国道46号線を突っ切り、夏瀬ダムに通じる細い車道に入る。5kmほどで左に入り部名垂沢林道、2km余りで広い駐車スペースに。もちろん他に車はない。昨年の9月、行方不明になった71歳の登山者の情報提供を呼びかける貼り紙がある。7時10分登山開始。50mほど林道をもどり、左の道に入る。部名垂沢の川原に降り立ち、左岸に渡る。水量が多い。2年前より多く、不安。沢には堰堤が数多くあり、左にみながらヤブの登山道を行く。最上部の堰堤付近で登山道は途切れ、ゴロゴロした石の川原を登ることに。浮き石が多く、ヒザとかかとに負担が大きい。2時間ほどで最初の難所、川幅が狭いところに3mほどの滝があり、慎重に左側を巻いて9時25分二股着。2時間以上石ころの上を歩いたことに。左の沢を進むと今度は滝が連続する。岩肌が茶色に変わり、ツルツル滑る。水量が多く、登山靴の中が水浸しで靴ずれをおこしそうだ。ロープをたよりに慎重に登る。苔むした岩から流れ落ちる滝がきれいだが、楽しんでいる余裕は全くない。1時間ほどで枯れ沢になるが、急斜面で登りにくい。緊張の1時間半を過ごし、11時やっと稜線に出る。雲の間から田沢湖、和賀岳、秋田駒ヶ岳が見える。朝日岳はどっしりとした山容。これから山頂まで稜線歩き、ホッとしている合間もなく今度はヤブで苦労することに。わずかに残っている踏み跡をたどるが、ヤブがひどい。2年前より深くなっている。お花畑には、ミヤマウスユキソウ、キリンソウ、ウメバチソウ、ハクサンイチゲなど、足の踏み場に困るくらいに密生している。12時10分、疲れ切って山頂着。雲があるが、展望はまあまあ。カップ麺とおにぎりで昼食。12時50分、気を付けて下ろうと言葉をかわし、下山開始。ヤブをこいで40分ほどで稜線の降り口へ。滝の脇をロープをたよりに下るが、ツルツル滑り、登りよりもハード。慎重に慎重に下る。無事難所を下り、14時40分二股着。すぐ下の最後の難所をこえたところでひと休み。これからはひたすら石ころの上を歩くことに。疲れから踏ん張りがきかず、何度もころびそうになる。17時、無事車着。握手して健闘を讃え合う。
 
長い長いゴロゴロした石の沢歩き、その上が滝の脇を登る、岩がツルツルと滑りやすい、さらに稜線はヤブこぎとハードなコースです。今回は水量が多く、緊張を強いられました。雨が降らなかった一ヶ月前だったら、登りやすく素晴らしいお花畑が楽しめたと思います。
 登り、二股まで2時間15分、稜線まで3時間50分、山頂まで5時間、
 下り、稜線降り口まで40分、二股まで1時間50分、車まで4時間10分、行動時間は9時間50分でした。 
   
 遭難者の情報提供のお願い 最初はヤブこぎ 
   
次はゴロゴロした沢を歩く  歩きにくい沢を行く 
   
最初の難所、右側を登る  ダイモンジソウが励ましてくれる 
   
やっと二股着  最大の難所、右側を登る 
   
至るところにロープがある   滝の右側を登る
   
ハクサンフウロ  一の沢畚(もっこ) 
   
アキノキリンソウがまっ盛り  和賀岳上空をへりが飛んでいる 
   
雲の隙間から田沢湖  矢印の沢への降り口までヤブこぎ 
   
山頂にて記念撮影  ハクサンイチゲ 
   
堂々たる山容の朝日岳  ミヤマウスユキソウ 
   
きれいな水が流れる  やっと着いた、終わった、 






2015.08.08

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真夏の白神岳へ

 トレランを始めようとしている息子からトレーニングのため
に白神岳に行きたいと言われ、協力しないわけにはいかないと二人で白神岳に行ってきました。かつては南は屋久島宮浦岳、北は利尻岳と山登りを二人で楽しんだものですが、最近はすっかりご無沙汰。2009年8月の富士山登山以来6年ぶり。
 午前4時50分能代出発。いつもの通りおにぎりを調達し黒崎口の駐車場へ。8台の車が駐まっている。福岡ナンバーも。登る準備をしている人もいる。曇空の中を6時10分出発。30分で二股分岐。きついコースを登りたいということで、二股コースへ。何人か歩いていると思うが、コースは荒れている。二ノ沢の土砂崩れに人の踏み跡で新しいコースができつつある。7時40分二股着。水量は多くはないが、トレランシューズを濡らしたくないということで、沢にかかった倒木を伝って対岸に渡る。2回目の徒渉を終え、いよいよ日本100急登に入っている登りへ。どんどん登っては、途中で私が追いつくのを待つ、やっと追いつくとまたどんどん登るという状況をくり返す。こんなはずではなかったと脱帽。しだいにヤブになる。2ヶ月前よりヤブが深くなっている。後ろ姿の写真を撮ろうとカメラをかまえると、もういない。標高1100m付近はいよいよヤブが深い。やっとのことで見晴らしのよい山頂直下に出ると携帯の着信音。横浜の孫からの電話。しばらく話し込む。3日前に能代から帰ったばかりなのに、か細い声で「じじとばばに会いたい。」にほろり。結局、30分ほどの時間を費やす。山頂直下のお花畑はハクサンシャジン、オトギリソウ、アキノキリンソウ、トウゲブキが咲いている。10時山頂着。2人の登山客。一人は上半身裸。気温28度。日が当たると暑いが、陰ると涼しく爽やか。雲がわいて展望はよくない。フェイスブックに投稿し、カップ麺とおにぎり、そしてコーヒーのフルコース。11時10分下山開始。お花畑には思ったより花が咲いており、ラッキー。8人ほどの登山者とすれ違う。12時30分蟶山分岐。仙台からの17人ほどの団体さんとすれ違う。今夜は避難小屋泊とのこと。他の登山者もおり、混雑しそうだ。14時駐車場着。衣類は汗でびっしょり。でも、心地よい疲れ。ハタハタ館の風呂とサルナシ・バニラミックスソフトのこちらもフルコース。

  
8月の白神岳は一年中で一番楽しみが少ないが、今回は結構楽しめました。これも息子と一緒のお陰でしょうか。
 登り、二股まで1時間30分、山頂まで3時間50分、
 下り、蟶山分岐まで1時間20分、駐車場まで2時間50分、山行時間7時間50分でした。 
   
川幅が広がってしまった一の沢  二の沢には新しいコースが 
   
流木が堆積した二股  二股のヤブの急登を行く 
   
まつげのように見えるオトギリソウ  トウゲブキの花はもう終わり 
   
青空もかいま見える  山頂にて記念撮影 
   
山頂のお花畑  登山道両脇にハクサンシャジン 
   
ハクサンシャジン  キオン 
   
ガスがかかる山頂  幻想的なブナ林 
   
 仙台からの団体さん 自然の造形美 



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