登山の記録(2015年) 


10月の登山の記録を紹介します。




2015.10.17



10月17日   二人行
                       
赤水渓谷・赤水峠へ

 連日の紅葉日和ですが、やっと時間がとれたこの日、タロンペ氏を誘って奥森吉の赤水渓谷から赤水峠をピストンしました。美しい紅葉に感激でした。幻の滝・九階ノ滝も楽しみました。
 午前5時30分、能代出発。二ツ井あたりは深いガス。これが晴れ霧であることは間違いないと確信しながら森吉へ。森吉山荘への道路から見える尾根がきれいに色付き、青空をバックにガスと相まって美しい。登山口の森吉山野生鳥獣保護センターには数十台の車が駐まっている。奈良ナンバーの男性と雑談。幻の滝と呼ばれる九階ノ滝へ行くという。タロンペ氏が地図をお貸しして、スパイク長靴を履いて7時30分出発。ノロ川遊歩道のブナ林が朝日を浴びて黄色に輝いている。感激である。写真を撮っている何人かとすれ違い、8時10分桃洞渓谷と赤水渓谷の分岐点着。ここからしばらく赤水渓谷左岸の登山道を行く。すっかり色付いている。思ったより水量の多い沢の中を上流に向かう。一枚岩のナメと小滝が続く。左右の壁の紅葉もまっ盛り。左側の壁に朝日があたり、真っ赤。川面も朝日を反射して光っている。すごいすごいと何回しゃべったことか。バシャバシャ写真に撮って9時22分赤水分岐着。兎滝に至る沢を右に見て、赤水峠への沢に入る。急に沢幅が狭まる。すぐにおう穴に流れ落ちる小滝が連続する。二人の男性が大きなカメラをかまえて写真を撮っている。紅葉した樹木が両脇にせまってくる。最高!左、右と淵を登っていく。鎖場が1カ所。倒木、流木が行く手をさえぎることも。途中の支流との出会いには赤テープがあり、常に左の沢に入る。途中、おう穴に落ちそうにながら、沢の源流部をこえるときれいなブナ林。10時37分赤水峠着。気持ちのよい広場になっている。焼山が見える。特徴的な山は八幡平の源太森か。幻の滝と呼ばれる九階ノ滝を見るために、11時引き返す。12時赤水分岐着。少し下ったところで昼食。15分ほどして九階ノ滝へ向かう。途中、4人の女性を連れたガイドのF士さんと遭遇。九階ノ滝の情報をいただいて別れる。12時27分、九階ノ滝ビューポイントへの小さい沢に入る。滝を右に高巻きし、滝の上へ。踏み跡があり迷うことはない。100mほど登って尾根へ。ここで朝の奈良ナンバーの男性と再会。右に曲がるとすぐに九階の滝のビューポイント。タロンペ氏が感動を露わ。写真におさめて下山。帰りの沢では、写真を撮る人、兎滝を楽しんだ人でいっぱい。感嘆の声が随所で。14時5分桃洞渓谷との分岐、14時40分、センター着。駐車場がほぼ満杯。すごい。
 紅葉最盛期に訪れることができ、天気にもめぐまれ大満足でした。幻の滝、九階ノ滝にも感動しました。噂には聞いていましたが、赤水渓谷の紅葉は最高です。原始的な雰囲気の赤水峠へのルートも見逃せません。 
 登り、赤水分岐まで1時間50分、赤水峠まで3時間10分ほど、
 下り、赤水分岐まで1時間、登山口まで2時間40分、(九階ノ滝ビューポイント往復40分)、行動時間7時間10分でした。

 
国土地理院発行二万五千分の一地形図「玉川温泉」 
   
森吉山荘手前の紅葉  ノロ川遊歩道のブナ林を行く 
   
いよいよ赤水渓谷に入渓  赤水渓谷に朝日がさし込む 
   
赤水渓谷  赤水渓谷を行く 
   
滝の右を登る  赤水分岐、右が赤水沢兎滝、左が赤水峠 
   
カメラマンが狙っているのは?  滝ではなく、このよどみでした 
   
大小24個の滝が続く赤水峠へのコース  しだいに沢が狭まる 
   
 鎖場もありました 霧中でシャッターを押すタロンペ氏 
   
カエデのじゅうたんの上を歩く  沢の源流部 
   
赤水峠から焼山  赤水峠でツーショット 
   
九階ノ滝ビューポイントへの入口  上部から赤水渓谷 
   
径2m近い杉の大木、桃洞杉?佐渡杉?  マタギも近寄らない九階ノ滝 
   
赤水渓谷を撮るカメラマン  赤水渓谷ともお別れ 




2015.10.04



 2015年10月4日    三人行
               紅葉が始まった白神岳

 大仙市在住でトレランに夢中の甥っ子Mさんから、白神山地を歩きたいというリクエストに答えて、息子のKと白神岳に行ってきました。私は蟶山コースピストン、二人は十二湖へ縦走の計画です。
 午前5時、真っ暗な中を能代出発。曇り空、八森付近では霧雨。ところが青森県に入るとうって変わって晴れ。期待が膨らむ。車一台を下山口の十二湖に駐車し、黒崎の駐車場へ。中型バスが4台、その他10台ほどの車が駐まっている。6時30分出発。記帳所で登山届けを提出し、山頂で一緒になる約束でMさんとKは先に行く。あまり遅れないように急いで登る。団体さんが多く、追い越すのが大変。「そんなに急がなくても」というおばさんの声、「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」というおじさんの声を尻目に先を急ぐ。追い越す時にペースが乱れるのがつらい。100人ほどを追い越し、7時15分水場で水を補給、蟶山分岐到着が7時40分。周囲のブナはまだ濃い緑色。朝日がさし込みまぶしい。登山道はぬれて滑るが、夜露に濡れることはない。所々のブナが黄色に色付いている。大峰分岐手前の急登の紅葉がきれいだ。山頂付近も色付いて見える。夢中で写真を撮っていたら、メールが入り、山頂が寒いので十二湖に向かうとのこと。山頂で記念にスリーショットしたいのでここから走るはめに。小屋手前で二人と合流。山頂にもどってもらう。8時47分山頂着。二人は1時間40分で山頂着とのこと。驚きである。写真を撮り終えると二人は十二湖目指して出発。黒い雲が上空をおおうが、近くの山は確認できる。向白神岳への稜線の紅葉がきれいだ。岩木山はすそ野しか見えない。西風が冷たくガタガタ震えるほど。ウィンドブレーカーと羽毛服を着込む。小屋に入り、カップ麺、おにぎりを食べ、コーヒーで暖まる。同席した神奈川からの登山客、まだ若いが百名山を終え二百名山を登っているとのこと。十二湖に向かう。9時50分、団体客が来る前に下山。たくさんの登山客とすれ違い、霧雨の中12時20分駐車場着。車に乗ったら電話が入り、今ハタハタ館にいるとのこと。信じられない。ちなみに、二人は山頂から十二湖まで2時間30分とのこと。驚きである。

 白神岳山頂部の紅葉のピークは一週間後くらいでしょうか。
 
登り、蟶山分岐まで1時間10分、山頂まで2時間17分、
 下り、蟶山分岐まで1時間25分、駐車場まで2時間30分、総行動時間は5時間50分でした。
 
   
好天のきざし?  観光バスが4台 
   
日差しがまぶしい二俣分岐  わずかに色づいた蟶山分岐上部のブナ 
   
登山道両脇も色づく  山頂避難小屋 
   
山頂から南に延びる尾根  山頂でスリーショット 
   
大峰分岐への稜線  向白神岳への稜線、玄関岳 
   
大峰分岐から十二湖への稜線  日が当たり輝く海岸線 
   
紅葉の中を登ってくる登山客  標高1100m付近の紅葉 
   
大峰分岐下部の急登から山頂方面  白神川上部の紅葉 
   
ブロッコリーのようなブナ林  きれいな黄色に色づいたブナ 




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