登山の記録(2015年) |
1月の登山の記録を紹介します。
1月25日 二人行 快晴の中、樹氷の森吉山へ 真っ青な空の下、樹氷が美しい森吉山に行ってきました。 8時45分能代出発。雪が全くない道路を阿仁スキー場へ。10時到着。満杯の駐車場にビックリ。日焼け止めクリームを塗り、出発の準備をしてゴンドラ券を買いに行くと、60人ほどの行列にまたビックリ。ゴンドラに乗るのに30人ぐらいの行列にまたまたビックリ。数十年前を思い起こす。結局ゴンドラから降りたのが11時。さっそくスノーシューを借りに行くが、出払っていて無いとのこと。結局、つぼ足で登ることに。スキーヤーと樹氷を見る人で周辺はいっぱい。上空は真っ青。最高!11時10分、樹氷の中を、石森めざす。青空をバックにブナの霧氷、アオトドの樹氷がきれいだ。たくさんの人が思い思いに写真におさめている。つぼ足でもそれほど苦労せず石森へ。ここからの山頂はいつ見ても美しい。避難小屋をめざすが、石森までの人が多いのか、急につぼ足では埋まって大変。踏み固められた部分を探るようにして歩みを進める。避難小屋では数人が休んでいる。ここから上はさらにつぼ足にはきつい。スノーシューを履いている人がうらめしい。相変わらず上空は雲ひとつない。12時40分、山頂着。10人ほどが休んでいる。秋田駒ヶ岳、岩手山などが見えるが、鳥海山は全く見えない。白神山地もかすんでいる。能代火力の煙が見える。無風であたたかい。15分ほど楽しんで下山。つぼ足でも難なく下る。午後になり、周囲がわずかにかすんできている。石森から下は相変わらず人が多い。13時40分ゴンドラ乗り場着。20分ほどのゴンドラで、駐車場着14時。クウィンス森吉の湯に浸かり、帰宅。 雲ひとつない天気に恵まれ、樹氷の森吉山を堪能しました。大満足の一日でした。 登り、ゴンドラを降りてから、1時間30分、下り、山頂からゴンドラ乗り場まで45分でした。 |
石森への登りの樹氷 |
うつくしい森吉山奥岳 |
山頂から南西斜面 |
駐車場は満杯 | ゴンドラを降りると大パノラマ |
青空の中を出発 | 上を見るとアオトドの樹氷 |
下を見るとブナの霧氷 | 樹氷を写真におさめる人がたくさん |
今にも動き出しそうなモンスター | 樹氷の中石森をめざす |
石森周辺の樹氷 | つぼ足で避難小屋をめざす |
いつ見ても美しい森吉山山頂 | 避難小屋に数人の登山客 |
秋田駒ヶ岳 | 岩手山 |
山頂より、ヒバクラ岳の向こうに焼山、八幡平 | 山頂にて記念撮影 |
山頂には数人の登山客 | 午後になり、影をのばした樹氷 |
1月21日 単独行 1月の田代岳 好天の予報に誘われ、山頂での青空を期待して、田代岳に行ってきました。 午前5時30分能代出発。真っ暗だが、上空に雲のすきまが見え、期待が膨らむ。国道は雪が消えているが、早口から68号線に入ると圧雪、一車線が増える。結局、1時間50分かかって、大広手登山口へ。駐まっている車はない。スノーシューを履いて7時45分出発。冬道に入る。覚悟はしていたが、予想以上に雪が深い。海岸線の山とは雪の量と質が違う。粉雪だが、膝まで埋まる。ラッセルがきつい。山スキーの方がよかったかなと思いながら、歩を進める。無風で、青空も時々見える。日差しが差すこともあり、気持ちがよい。期待した18日のトレースはほとんど見えない。ブナへの着雪が少ない。霧氷も見られない。標高1000m付近からガスが出てくる。いやな予感を感じながら、10時やっと田代湿原へ。ガスで真っ白。ホワイトアウト状態で何も見えない。不安から引き返したい気持ちを押さえ、GPSを頼りに山頂を目指す。10時30分山頂着。鳥居も神社も真っ白。全く何も見えない。写真におさめ、10分ほどで下山。踏み跡をたどるので、楽に下る。田代湿原を過ぎるとガスが晴れ、周囲が見える。あたたかく、気持ちがよい。1060m付近のダケカンバの巨木でパンをほおばる。後ろにりっぱな道ができている。12時10分、車へ到着。2台の車が増えている。スキーに来たようだが、なぜか出会わなかった。車の中で昼食を摂り、ユップラで温泉に入り、帰る。 登り、2時間45分、下り1時間30分、総行動時間4時間25分でした。 |
山頂への冬道の尾根 |
田代湿原 |
大広手登山口では青空も | ブナの巨木がお出迎え |
きれいに晴れ渡った青空が | 標高1000m付近からガスが |
田代湿原では真っ白、ホワイトアウト | 寒そうな田代神社 |
神社脇で記念撮影 | 神社前の鳥居も真っ白 |
山頂手前の鳥居、積雪は50cmほど | 田代湿原に伸びるトレース |
下山時には周囲が見えるように | 日も差してきた |
標高1060m付近のダケカンバの巨木 | この日唯一の展望、 三ツ森(左)と西股山(右) |
往復すると立派なトレースが | 糸滝近くの林道に立派な氷柱が |
1月14日 二人行 水沢山(822.2m) 八峰町 久しぶりに好天の予報に誘われ、タロンペ氏と八峰町の奥に鎮座する真冬の水沢山に行ってきました。 6時水沢ダムに集合という約束で、5時30分能代出発。水沢ダムから数十m入ったところまで除雪されている。すでに準備ができているタロンペ氏が6時15分、暗い中を出発。15分遅れて追いかける。林道は1mほどの積雪。雪が重く20cmほど埋まる。無風で比較的あたたかく、すぐ汗が噴き出す。一の又沢への橋で追いつく。橋を渡ってすぐの急斜面を登る。雪が崩れて登りにくい。苦しい登りが続く。曇り空だが、ときどき雲のすきまから日差しが届く。気持ちがよい。標高600m付近からの急登は雪面が崩れ、踏ん張りがきかずきつい。岩場は地面が出ている。北側に巻いて何とか登る。青空をバックにしたブナがきれいだ。山頂直前は左右が切れ落ち、緊張感が走る。3時間30分かかって、10時山頂着。岩木山、藤里駒ヶ岳、能代市が見える。焼山はかすんでいる。30分ほど休んで、焼山はあきらめ下山する。順調に急斜面を下るが、林道に降り立ってから長い。12時15分車へ。 比較的好天に恵まれ、ラッキーでした。水沢山は標高が822mと低山、高低差も600mほどですが、甘くないきつい山です。6時間足らずの行動でしたが、結構疲れました。雪が落ち着く3月あたりに焼山まで行きたいものです。 登り、山頂まで3時間30分、下り1時間45分、総行動時間5時間45分でした。 |
ルート地図あります。 |
林道から目指す水沢山が | 一ノ又沢への橋、赤線を登る |
水沢川に雪の造形が | 特徴的な奇形ブナの脇を登る |
久しぶりの日差しにブナもうれしそう | 気持ちのよい日差しの中を登る |
本コース最難関の登り | 青空をバックにブナ |
日差しとブナと雪の造形 | 岩木山(左奥)、藤里駒ヶ岳(右奥)、次郎左衞門岳(手前) |
南斜面に大きく張り出した雪庇 | 能代市方面、能代火力が見える |
山頂から岩木山 | 焼山(左奥)方面 |
山頂でタロンペ氏と記念撮影 | 水沢ダム |
好天の中を下る | 水沢ダムから水沢山、赤線が登ったルート |
1月5日 二人行 新春の白神岳 やっとおだやかな天気が望めそうなこの日、2015年登り初めとして白神岳に行ってきました。ショウスケ氏をお誘いしたが、都合が悪いとのことで、タロンペ氏と二人行です。 午前6時半に登山道入口で合流という約束で、5時30分能代出発。まだ真っ暗。20分ほどでタロンペ氏より電話が入り、登山道入口は雨とのこと。不安に思いながらとりあえず登山道入口へ。国道から数十メートル入ったY字路で合流。雨は止み、気温2度と寒くない。準備ができたタロンペ氏が出発。15分ほど遅れて、6時30分ヘッドランプ、スノーシューで出発。白神平経由の旧登山道を通って駐車場へ。出発して40分、記帳所で追いつく。登山道には昨日歩いたと思われる踏み跡が続く。お陰で歩きやすく、大助かり。蟶山への冬道の急登も難なく通過、8時45分蟶山着。2時間15分で到着。ブナの霧氷がきれいだ。これから先雪が重く深いが、一人の踏み跡はまだ続く。雪におおわれたブナを眺めながら登ると、標高860m付近に黄色いテントが。ビックリしていると、下ってきたのが女性でまたビックリ。秋田高校山岳部出身のマホさん、帰省のついでに白神岳登山。山頂を目指したが、途中で引き返したとのこと。そこで一緒に山頂を目指すことに。3人になり、急に元気に山なり、無風の中、山頂をめざす。雪を抱えモンスターのようなぶながきれいだ。大峰分岐手前の急登は一部割れ目があるが、さほどクラストもなく、比較的楽に登る。ガスが深く、マーキングテープを着けながら登るが、稜線に出ると強い西風とガスでホワイトアウト状態。避難小屋手前の鞍部付近では周囲が全く見えない。GPSを頼りに、11時20分山頂着。強い風とガスで最悪。トレースが消えないうちに下ることに。慎重に急斜面を下り、樹林帯に入ると無風。途中、軽く昼食を食べ、テントを撤収して3人で下る。13時5分蟶山着。しばらく下ったところでショウスケ氏と遭遇。用事を済ませてから、登ったとのこと。山頂まで行くよう勧めて、我々はひたすら下る。14時30分車へ。 稜線に出ると天候が急変。久しぶりに恐怖を感じるほどのすごいホワイトアウトを体験しました。山頂は最悪でしたが、美しいブナと女性との出会いがありました。 登り、蟶山まで2時間15分、山頂まで4時間50分、 下り、蟶山まで1時間50分、車まで3時間、総行動時間8時間でした。 |
まだ真っ暗な中を出発 | 蟶山山頂 |
美しいブナの霧氷 | 標高860m付近にテントが。 |
ブナ林の中を山頂目指す。 | 雪を抱え、恐竜のようなブナ |
稜線への急登はガスの中 | 急登には裂け目も見える。 |
マーキングテープを付けながら登る。 | 全く見えない、冷たい風の山頂 |
山頂避難小屋もやっと見える程度。 | 同行いただいたタロンペ氏 |
ブナを見上げる、神戸から帰省したマホさん | この時期しか見られない美しいブナ |