登山の記録(2014年) 

6月の登山の記録を紹介します。




2014.6.25


 6月25日  単独行
             6月 花を求めて白神岳へ


 花を求めて白神岳に行ってきました。
 4時半、外をながめたら曇り空。それでも今日を逃したら、しばらく行けないので5時に能代を出発。目指す白神岳は雲の中。青森県に入ると、次第に青空が広がってくる。駐車場には2台の車。1台は関東ナンバー。6時出発。記帳所で登山届けを出し、二股を目指す。周辺はすっかり夏山。花も咲いていない。二股の手前で「ショウキラン」を発見。暗いため、ピントが合わない。二の沢の手前の歩道が崩れている。1時間30分ほどで二股着。水量は多くない。ここからの急登はやはりきつい。1000m付近からササが覆い被さり、足下が見えない。1100m付近から今度は夜露でびっしょり。9時35分山頂着。誰もいない。岩木山、白神山地の山々は見えるが、その他は見えない。気温26度。心地よいそよ風。1時間余りの昼食タイム。10時45分下山。期待したお花畑は咲き始め。ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、イブキトラノオがわずかに咲いている。お花畑周辺の木にサルがいる。こんな高いところまできているのか。お花畑を荒らさなければよいが。下山途中、十数名の登山客とすれ違う。12時50分駐車場着。車が6台に増えている。
 
白神岳のお花畑は、もう1〜2週間先の7月初旬が見ごろか? 
 登り、二股まで1時間30分、山頂まで3時間35分、
 下り2時間5分、行動時間は6時間50分でした。  


   
登山道入口のブナの巨木も濃緑に  二股への登山道で見つけたショウキラン 
   
朝日を浴びて輝くブナ  二股はおだやかな流れ 
   
山頂避難小屋と岩木山  山頂で昼食、至福のひととき 
   
世界遺産ブナ原生林  ハクサンチドリがたくさん咲いていました 
   
イブキトラノオの見ごろはこれから  ニッコウキスゲもこれから 
   
ハクサンフウロは見ごろでした  山頂のお花畑にサルが。高山植物を荒らさなければいいのですが 
   
大峰分岐下部の急登のイブキトラノオは見ごろ  登山道の両脇にはゴゼンタチバナが咲き誇っていました 
   
ナナカマドの白い花がきれいでした  駐車場には6台の車。関東ナンバーも 



2014.6.

 6月7日〜10日
                全県総体登山競技大会  森吉山

 
 審査員として、読図と気象を担当しました。
●初日(6月7日)
開会式(四季美館)10:30〜11:00
桐内沢(12:30)……高畑(13:00)……松倉登山口(14:30)……森吉高原キャンプ場(15:30)
●第2日(6月8日)
森吉キャンプ場(女子6:30、男子7:00)……コメツガ山荘(7:20)……一ノ腰(8:30)……森吉神社(8:50)……石森(9:10)……九合目避難小屋(9:30)……森吉山山頂(10:00集結)……(同コース下山)……森吉高原キャンプ場
●第3日(6月9日)
森吉高原キャンプ場(7:00)……松倉登山道入口(7:50)……雲嶺峠(9:10)……森吉神社(9:40)……石森(10:00)……阿仁ゴンドラ山頂駅(10:30集結)……ぶな帯キャンプ場(11:45)……林道出会……阿仁ゴンドラ駐車場(12:30)…(バス移動)…北欧の杜キャンプ場
●第4日
閉会式(9:30)
 大会結果は、男子@秋田高校AA大曲高校AB秋田南高校AB横手高校AD能代工業高校A            E大曲高校A
         女子@大曲高校A でした。
 
   
よく整備された桐内沢の造林杉(1日目)  桐内沢コース簿ブナの巨木(1日目) 
   
天気図作成(1日目)  キャンプ場はテントでいっぱい (1日目)
   
一の腰から山頂(2日目)  読図のフラッグを木にくくりつける審査員(2日目) 
   
一の腰から森吉神社をめざす審査員(2日目) 山頂で選手の到着を待つ(2日目) 
   
山頂にゴールする能代工業Aパーティ(2日目) 山頂付近のチングルマの群落(2日目) 
   
ヒナザクラが咲き始めました(2日目)  戸鳥内コースのブナ林(3日目)
   
マイヅルソウの群落(3日目)  ブナ帯キャンプ場上部の水呑場(3日目) 
   
新緑がきれいでした(3日目)  阿仁ゴンドラ山頂駅で休憩する選手(3日目) 
   
今は使われていないブナキャンプ場(3日目)  無事、阿仁スキー場駐車場に到着(3日目) 


22014.06.03


  6月3日   二人行
               桐内沢から森吉山


 暑い一日になりそうでしたが、森吉山に行ってきました。コースは旧桐内沢部落から松倉コースを登り山頂、下りは一の腰経由で様田コースです。
 5時30分、2台の車で出発。1台をコメツガ山荘に駐め、もう1台で旧桐内沢部落へ。桐内沢部落は平成4年ダム築造によって移住。当時は20軒ほどの住居と分校、神社などがあったことが石碑に刻まれている。7時15分出発。少し蒸し暑い。右に桐内沢を見ながら杉林にかこまれた林道を行く。松倉沢に入ると道がぬかるんで歩きにくい。土、日曜日に下見に入った高校生の踏み跡も苦労がうかがわれる。8時50分、やっと左の尾根に取り付く。しばらくは新緑のブナ林が楽しめる。9時25分、松倉コース入口着。登山道はよく整備されていて歩きやすい。垢離取場の水場周辺は新緑のブナ林。緑のシャワーを浴びながら休憩。ここから上はササが生い茂り、つまらない登り。勘助道との出会いから残雪。雲嶺峠からの稜線はたっぷりの雪。すこしかすんでいるが、いつみても山頂がきれいだ。森吉神社の周辺は雪が融け、ショウジョウバカマ、ノウゴウイチゴが咲いている。登山客が数名登っている。12時30分山頂着。同行したタロンペ氏と二ツ井から来たという登山者が山頂に。岩手山、秋田駒ヶ岳がぼんやり見えるが、白神山地方面はまったく見えない。虫がまつわりついているが、わずかに冷たい風があり、心地よい。山頂周辺にはミツバオウレン、イワナシなど、またチングルマも咲き始めている。昼食を食べ、13時15分下山。石森をショートカットして一の腰へ。ここから下は雪解け水が登山道を流れ下り、非常に歩きにくい。でもブナの新緑はきれい。15時45分、コメツガ山荘着。予定以上に時間がかかってしまった。
 私の個人的な理由で、同行者につまらない桐内沢コースを付き合ってもらいすまないと思いましたが、下山後歩くことがないコースを歩けたと笑顔で答えてくれました。感謝です。 
 登り、松倉沢コース入口まで2時間10分、山頂まで5時間15分、
 下り、一の腰まで1時間15分、コメツガ山荘まで2時間30分、行動時間は8時間15分でした。

   
桐内沢集落跡地に立つ石碑  荒れている桐内沢コース 
   
松倉コース入口の怖い熊の絵  松倉コースはブナ林の中を行く 
   
幹回り3mもありそうなブナ  ブナの巨木 
   
 垢離取場(こりとりば)の水場 周囲は美しいブナ林 
   
日に照らされ輝くブナ  ブナの実生 
   
森吉神社付近より山頂  森吉神社周辺にはショウジョウバカマ 
   
山頂で談笑するタロンペ氏  イワカガミの咲いていました 
   
チングルマが咲き始め  山頂にて 



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