登山の記録(2014年) 

4月の登山の記録を紹介します。



2014.4.14


4月14日   単独行
              向白神岳日帰り登山

 連日の登山日和ですが、やっと時間がとれたので満を持して向白神岳に行ってきました。
 長丁場にそなえて4時30分能代出発。もう白神岳がぼんやりと見え、期待が膨らむ。雪が消え、黒崎口駐車場まで入れる。ラッキーである。5時40分スノーシューをザックにくくりつけ出発。最後の水場をめざすが、登山道の雪は残っていたり、消えていたり。最後の水場からは積雪があり、スノーシューを履く。雪面は硬く登りやすい。2日前の数人の団体の踏み跡が続く。つぼ足のようだ。最後の水場から沢を詰め、蟶山の尾根へ。傾斜がきつく登りにくいが、何とか尾根へ。しだいに朝日が差し、好天に期待が膨らむ。スノーシューのお陰で歩きやすく距離が稼げる。上空は真っ青、大峰分岐手前の急登が反射して光っている。急登も難なくクリアし、白神岳山頂に8時40分到着。真っ青な空の下に美しい白神山地が広がる。鳥海山は見えないが、森吉山、秋田駒ヶ岳、岩手山がかすんで見える。八甲田山はくっきり。もちろん岩木山も。写真におさめ、すぐ向白神岳をめざす。一気に150m下り、笹内川の源頭へ。雪面に2日前の踏み跡が残っている。玄関岳の下りは唯一の難所。滑落しそうで後ろ向きになって下る。ここで、避難小屋泊の登山客とすれ違う。ここから向白神岳までの稜線歩きは最高。左に白神岳の稜線、右に果てしなく広がる世界遺産のブナ林。アップダウンも少なく、あいかわらず真っ青な空、心地よい温かさで至福の時間。11時10分、向白神岳着。岩木山が目の前。この付近は風の通り道か西からの冷たい微風。しばらく素晴らしい眺めを楽しむ。1221mピークで昼食。白神岳へは景色を楽しみながら、ゆっくり戻る。白神岳への150mの登りは大してつらく感じない。14時10分避難小屋着。真っ青な空の下をゆっくり下山。このまま山に留まりたい気持ちで16時30分駐車場へ。
朝 から夕方まで雲ひとつない真っ青な空、白神岳でこんな経験は初めて。超最高の山行でした。白神岳に感謝感謝です。
 登り、白神岳山頂まで3時間、向白神岳まで5時間30分、
 下り、向白神岳から避難小屋まで2時間30分、駐車場まで4時間50分、総行動時間10時間50分でした。

   
これから向かう白神岳と向白神岳   朝日に光る大峰分岐手前の急登
   
 いつ見ても美しい大峰岳への稜線 こんな青空が夕方まで続きました。 
 
 わずかに顔を出した白神岳山頂の標柱 これから向かう向白神岳への稜線 
   
 向白神岳への稜線から見た白神岳 藤里駒ヶ岳(中央奥)、小岳(右)と摩須賀岳(手前) 
   
向白神岳(左)、岩木山(中央奥)と1250mピーク(右)  向白神岳(左)と岩木山(奥) 
   
向白神岳にて  岩木山がすぐそこに 
   
果てしなく続く世界遺産のブナ林  唯一の難所、玄関岳 
   
 岩崎方面 夫婦ダケカンバ 
   
ブナの巨木  花がぼちぼち。カタクリ 
   
 フクジュソウも咲いていました。 向白神岳から八甲田山 
 
向白神岳の稜線 
 
白神岳の稜線、、中央が白神岳 
 
世界遺産のブナ原生林 



2014.4.20



 4月20日   単独行
         
4月の田代岳・雷岳・烏帽子岳・茶臼岳

 
友だちのメールに触発されて、田代岳に行ってきました。
 烏帽子岳、茶臼岳まで足を伸ばす予定で、少し早い5時30分能代出発。天気予報は良いはずだが、白神山地の上空には雲がかかっている。不安に思いながら登山口を目指す。田代岳に近づくに従い、上空は青空に。1時間半かかって大広手登山口へ。7時30分、大広手コースの右の尾根にとりつく。積雪は1m余り。わずかであるが、トレースが残っている。上空は真っ青、雪面が硬く、歩きやすい。右奥に岩木山、左後方に八幡平、岩手山が見える。シジュウカラのさえずりを聞きながらの登山は最高。1時間ほどで田代湿原。広い雪原が気持ちよい。右奥に青いテントが見える。後方に八甲田山がくっきり見える。最後の急登を終え、9時田代岳山頂着。南、東側が展望がよくないが、八甲田山、白神岳などがきれいに見える。上空は真っ青。あたたかく気持ちがよい。30分ほど展望を楽しんで、雷岳をめざす。正面に藤里駒ヶ岳、二ツ森、白神岳、尾太岳などを見ながら下る。雷岳の標柱が出ている。烏帽子岳の登りはきつい。山頂は左が切れ落ち、右は急斜面でこわい。茶臼岳に10時30分着。岩木山が間近に見える。15分ほど休んで、田代岳山頂にもどる。昼食を摂っていると、大館からきたという2人の女性の登山客が到着。ロケット実験場から2時間で登ってきたとのこと。初めての積雪期とのことだが、すごい。ポカポカ陽気を楽しんで、12時40分下山。上空が次第に薄い雲に覆われてきている。天候は下り坂か。13時20分大広手登山口着。
 好天に恵まれ、ポカポカ陽気でのんびりとした山行でした。天気がよいと、この時期の田代岳は十分楽しめます。
登り、田代岳まで1時間30分、茶臼岳まで3時間、
帰り、田代岳まで1時間、田代岳から登山口まで40分、総行動時間5時間50分でした。

   
 やませダムから田代岳方面 美しいブナ林の中を登る。 
   
 田代湿原は気持ちのよい雪原 田代湿原から田代岳山頂 
   
田代岳山頂から田代湿原  田代湿原から八甲田山 
   
 雷岳から田代岳 雷岳から岩木山、手前が長慶森 
    
烏帽子岳のきつい登り  堂々とした山容の烏帽子岳 
 
烏帽子岳から雷岳(左)、田代岳(中央)、田代湿原(右)  雷岳南面のブナ林 
   
烏帽子岳から白神岳、右手前が尾太岳  烏帽子岳から左が藤里駒ヶ岳、右端が小岳と二ツ森 
   
茶臼岳にて、奥が田代岳  このコースには目を見張る美しいダケカンバが多い。 
 
田代岳から西側を望む。 



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