登山の記録(2014年) |
12月の登山の記録を紹介します。
12月10日 単独行 師走の白神岳 12月に入り、悪天で登山できない日が続いていますが、この日いくらか天気がよさそうだったので、急遽、白神岳に行ってきました。 4時半起床。除雪車が置いていった雪を片付け、5時30分能代出発。天気が良くなりそうな上空だったが、青森県に入るとどんよりとした曇り空。駐車場への林道は工事現場入口まではきれいに除雪、その奥は15cmほどの積雪だが、何とか駐車場まで車で入る。スノーシューをはき、7時出発。20cmほどの積雪がしだいに深くなる。記帳所のノートによると、12月に入り入山者は記帳されていない。蟶山への冬道に入る。雪が少なくササがやぶになっている。雪が重く、踏ん張ると崩れ、登りにくい。わずかに冷たい北風。冬道入口から2時間かかって蟶山へ。周囲のブナは雪をまとって真っ白。山頂をめざすが、雪が深く重いため、きついラッセルを強いられる。ヤブと、雪に押しつぶされた枝が行く手をさえぎり、思ったより距離が稼げない。風はないが、寒い。雪を抱えたブナやダケカンバがきれいだ。11時30分、977m標高点の次の1000mピーク到着。山頂はガスで見えない。体力的にも時間的にも山頂は無理と判断、山頂をあきらめ、ここから引き返すことに。寒い中で昼食後下山。午後1時蟶山着。ここから1時間かけて冬道入口へ。駐車場には2時35分着でした。 この時期の白神岳は、雪が軟らかく深いためラッセルがハードで、単独行で山頂は困難に思います。山頂をめざすには数人が交替でラッセルして距離を稼ぐ必要がありそうです。 登り、1000mピークまで4時間30分、下り、2時間45分、総行動時間7時間35分でした。 |
幸いにも駐車場まで入れました。 | 蟶山への冬道にはまだヤブが。 |
蟶山への冬湯道にこんな巨木が。 | やっと、遠くに蟶山の看板が。 |
蟶山山頂 | ブナ林の霧氷 |
白一色 | 行く手をさえぎるヤブと雪 |
標高1000m付近で記念撮影 | ブナの黒い幹と雪のコントラストがきれい |
ブナの巨木も寒そう | 寄り添うような夫婦ダケカンバ |
一瞬日差しが。 | 三角の雪の帽子をかぶった標柱 |