登山の記録(2014年) |
11月の登山の記録を紹介します。
11月27日 単独行 太平山(前岳〜中岳〜山頂・往復) 14年ぶりに、オーパススキー場の上部から前岳、中岳経由で太平山に登りました。 午前5時30分能代出発、高速を使わずオーパススキー場へ。スキー場上部に至る二手ノ又林道の入口がわからず、時間を費やし、登山口を出発したのが7時20分。上空は快晴。最初から急坂が続き汗が噴き出す。昔の記憶を思い出しながら前岳を目指す。8時女人堂着。小さな祠があるだけ。鳥海山が美しい。秋田市もきれいに見える。ここで一人の登山者が追い越していく。一緒に山頂まで行けるかと心強く思ったが、中岳から引き返してしまった。トレーニングに来たのか?中岳を過ぎると登山道に雪が積もっている。数日前に登ったと思われるトレースがあり、ルートファインディングに助かる。中岳から鶴ヶ岳、剣岳、宝蔵岳までは北斜面をトラバースしていて、表面に10cmほどの積雪があり、滑って歩きにくい。北斜面は日が当たらず寒く、しだいに雲が出てきて撤退したい気持ちがわき出る。11時30分まで山頂に入れなければ引き返すつもりで先を急ぐ。宝蔵岳から弟子還はやせ尾根、鎖場、岩場で迫力満点。11時15分山頂着。一人ぼっち。南方では雲がわき上がり、展望はきかない。西、北方面はきれいな青空。馬場目岳がすぐそこに見える。15分ほどコーヒータイムをとり、11時30分下山。弟子還の難所を通過し、12時宝蔵岳で昼食。ここから中岳までの2時間近いトラバースを考えると心が暗い。12時30分中岳を目指して歩き出す。14時15分やっと中岳着。細いが美しいブナ林を愛でながら、前岳へ。女人堂に2人の登山者がいる。鳥海山はもう見えない。濡れた登山道が滑り、数回転倒しながら15時40分、登山口着。ザ・ブーンの風呂に浸かり帰宅。 全コースよく整備されており歩きやすいが、総距離8.6kmのうち中岳から宝蔵岳までの3.4kmが変化がなくあまり楽しめないのが残念です。 標柱によると、 登山道入口―(1.8km)―前岳―(2.4km)―中岳―(3.4km)―宝蔵岳―(1.0km)―山頂 登り3時間55分、下り4時間10分(昼食30分含む)、総行動時間8時間20分でした。 |
オーパススキー場上部の登山道入口 | 女人堂から秋田市 |
女人堂には小さな祠が。 | コース唯一の水場「三角井戸」下山で助かりました。 |
中岳に鎮座する神社 | 中岳から美しい鳥海山が。 |
中岳から山頂ははるか遠く。 | 積雪で滑る登山道 |
迫力いっぱいの弟子還の登り | 山頂から辿ってきたコース |
山頂にて記念撮影 | 馬場目岳の山頂小屋と湿原が見える |
弟子還から山頂 | 女人堂付近の美しいブナ林 |
11月22日 5人行 房住山(409.2m)秋田県三種町 懐かしい山仲間と一緒に房住山に行ってきました。下りはヤブこぎでしたが、楽しい山行でした。 上岩川の奥にあるぼうじゅ館に10時30分集合ということで、能代を 9時45分出発。琴丘インター脇を通って10分遅れで集合場所に到着。ショウスケ氏、ショウスケjr、オガブン氏が待っている。ショウスケ氏によると「山頂まで1時間ぐらい」とのこと。11時ゆっくりしたペースで出発。心配した雨はやみ、雲のすきまから青空が。この山には三十三観音が祀られているが、今日のコースは1番から21番まで。県道の右の高台にある1番観音を参拝後、左の登山口から急登へ。けっこう、きつい登りが続くが、歩きやすく気持ちのよい登山道。尾根の左がブナなどの広葉樹、右が人工杉。20分ほどの急登を過ぎるとアップダウンの尾根歩き。次第に林床がササに。観音さまを一体ずつ写真に納めながら進む。途中の「ババ落とし」は二つのコースの難所を選択、ロープを頼りに登る。白神岳の二又コースよりもきつい。迂回コースを登った秋さんと合流。数十年ぶりの同行。美しいブナ林を越え、13時20分山頂着。所要時間2時間20分。立派な山頂の小屋に入り、昼食。懐かしい顔ぶれに話しもはずむ。14時20分下山。ペースが速い。下りは房住神社のコースにはいるが、教育林付近から地図上には記載されているが、廃道になっているコースに入る。GPSを頼りにヤブの中を慎重に下る。やっとの思いで、16時10分ぼうじゅ館着。周囲は薄暗い.。 この後、近くのコテージで忘年会。次の日の23日は飲み過ぎを後悔する一日でした。 登り2時間20分、下り1時間50分、総行動時間は4時間10分でした。 |
コース地図はこちら。 |
房住山登山口に入るオガ文氏とショウスケ氏 | ブナの巨木がお出迎え |
細いが美しいブナ林を行く | ババ落としの看板 |
ババ落としの急登のショウスケjr | 第18番観音さま |
それぞれの観音さまに詳しい説明が。 | 山頂には阿弥陀さまも。 |
神さまも。 | 立派な山頂小屋。 |
山頂から五城目森山(左)と大潟村 | 下山したら通行止めの標識が。 |
11月21日 上空から夕暮れの山々 所用で東京芝の増上寺に行ってきました。20日能代は快晴だったので、上空からの山を撮影できるかと期待しましたが、秋田市上空あたりから雲が出てきて、鳥海山、月山、朝日連峰が雲のすきまからわずかに見える程度でした。帰りは夕方の出発で期待していませんでしたが、快晴で夕闇の中に月山、鳥海山はもとより佐渡島、飯豊連峰、朝日連峰、秋田駒ヶ岳、岩手山が見えました。昼だったらどんなにきれいだったか、世の中はうまくいかないものです。そんなことを考えながら夕闇の山々を撮影しました。12月、1月も東京に行く機会がありますので、厳冬期の山々が見られることを期待しているのですが………。 |
東京は20日が雨、21日は快晴でした。 | 飛行機から夕焼けが。 |
飛行コースが朝日連峰上空、間近に見えました。 | 朝日連峰山頂部、左上に大鳥池が見えます。 |
わずかに夕日があたっている月山 | すっかり雪に覆われた月山山頂部 |
鳥海山遠景、上部に飛島が見えます。 | 鳥海山山頂部、寒そうです。 |
11月10日 上空からの北アルプス 所用で京都・知恩院に行ってきました。秋田空港から伊丹空港までの飛行機はプロペラ機でした。出発してしばらくは何も見えませんでしたが、新潟を過ぎたあたりから北アルプスの山々が雲の上に顔を出していました。残念ながらプロペラの真横で、よいポジションではありませんでしたが、写真におさめましたのでご覧下さい。時系列ですので、画像は北から南へ順になっています。山の名前は予想です。違っていると思います。教えていただければ幸いです。なお、京都は紅葉にはまだ早く、2週間ぐらいすると最高の見ごろだそうです。 |
唐松岳(左)と白馬岳(右)でしょうか? | 唐松岳から五竜岳でしょうか? |
五竜岳、鹿島槍ヶ岳あたりか? | 五竜岳、鹿島槍ヶ岳あたりか? |
槍ヶ岳方面あたりか? | 奥穂高岳あたりか? |
乗鞍岳? | 御嶽山? |
京都の紅葉(永観堂) | 京都の紅葉(永観堂) |
京都の紅葉(銀閣寺) | 京都の紅葉(醍醐寺) |
11月8日 単独行 真瀬岳(八峰町・白神山地) 真瀬岳の登山道が荒れているということで、ずっと気になっていましたが、12年ぶりに今回現地視察をしてきました。 8時30分、どんよりした曇り空の中、中の又林道をめざす。林道入口には通行止めの看板。1カ所だけ路肩が崩れかけてテープを張っているところがあり、そのためと思われる。5.2kmほどの中ノ又林道はデコボコが少なく快適。登山道入口で看板を修理している人がいる。ボランティアということで感謝である。中腹の岩のあるところまでは刈り払いしているが、その上はヤブとのこと。9時30分、沢を渡って出発。記憶を頼りに進む。2回目の徒渉があり、杉林へ。落ち葉で登山道がおおわれ、わかりにくい。40分ほどで標高550mほどの尾根に取り付く。杉林をこえてもきれいに刈り払いされている。標高700m付近の岩をこえても刈り払いが続く。最近、刈り払いしたような感じだ。喜んでいたら、780m付近からヤブに。次第にヤブが深くなり、山頂直下は身長をはるかにこえる高さのササ。登山道を見失わないように地面だけ見て進む。11時20分、突然山頂に飛び出す。あいかわらず狭い。周囲のササも高く展望があまりよくない。それでも、二ツ森、泊岳、藤駒岳、能代市が見える。パンを食べ11時40分下山。ササやぶを一気に下るが、登山道を見失いそう。途中で白神岳が見える。山頂が白い。秋田市からの2人組の登山者とすれ違う。よく来たなあと感心する。12時55分登山道入口着。 真瀬岳は、秋田の山のガイドブック「秋田の山登り50(奥村清明著)」「秋田の山(山の渓谷社)」で紹介されている山であり、そんな登山者のためにも刈り払いを山頂までしてもらいたいものです。 登り1時間50分、下り1時間15分、総行動時間3時間35分でした。 |
中ノ又林道中ほどにある黒滝 | 登山道入口で標柱の修理をする方が。感謝。 |
真瀬岳登山道分岐点の標柱、どこが分岐? | しばらく杉林を登る。 |
きれいに刈り払いされたササ | 標高700m付近の目印になる岩 |
ピンクのテープを頼りにやぶこぎ | 標高800m付近からの山頂 |
太いブナも。 | 山頂から二ツ森 |
泊岳も。 | 山頂で記念撮影 |
能代市が見えました | このササやぶをこぐことに。 |
足下はこんな感じ。 | 頂が白い白神岳 |
登山道入口には2台の車 | 通行止めの標識がはられた中ノ又林道入口 |
11月5日 単独行 晩秋の白神岳 「月1回は白神岳へ」ということで、11月の白神岳に行ってきました。 積雲が浮かんでいる中、6時20分能代出発。ちょうど、日の出。コンビニでおにぎりを調達し、黒崎の駐車場へ。7時10分、駐車場には車が一台だけ。青空の中、7時30分出発。記帳所脇の登山口がちょうど紅葉。この数日の強風でも葉はおちなかったのか。ご神木のブナの巨木が黄色に染まってきれいだ。そこを過ぎると、広葉樹に葉はない。見晴らしがよい中を二股分岐から蟶山コースに入る。読図しながらゆっくり進む。最後の水場は水の補給には十分の水が流れている。蟶山手前の急登の登山道には枯れ葉のじゅうたん。地面が見えない。カサカサと音を立てながら蟶山分岐へ。ここから落ち葉は濡れて音がしない。ブナは葉を落とし、遠くが見渡せる。上空は青空、気持ちがよい。大峰分岐への急登から見る周囲はすっかり葉を落とし、モノトーン。一ヶ月前の錦織なす紅葉がうそのよう。10時20分山頂着。2名の登山者がいる。思ったより展望がよくない。遠くがかすんでおり、田代岳がやっと見える程度。森吉山も見えない。心地よい温かさの中、昼食。ゆっくり休んで、11時30分下山開始。途中1名の登山者とすれ違う。結局、今日の登山者は私を含めて4名。途中、カモシカとバッタリ。カモシカでよかった。14時駐車場着。 好天には恵まれましたが、華やかな紅葉が終わり寂しさを感じさせる11月の白神岳でした。 登り3時間10分、下り2時間30分、総行動時間6時間30分でした。 |
ちょうど日の出、能代大橋より。 | 登山道入口に鮮やかなカエデが。 |
葉を落とした登山道入口の巨木 | すぐ隣のご神木は真っ黄色 |
登山道は枯れ葉のじゅうたん | 白神川上流 |
蟶山への尾根と日本海 | 向白神岳と岩木山 |
今回の大峰分岐手前はこんな感じ。 | 一ヶ月前はこんな感じ。 |
ササが美しい山頂への稜線 | 青空の中の山頂避難小屋 |
山頂にてセルフタイマーで記念撮影 | 玄関岳方面 |
ショウスケ氏推奨のスポット | 青空をバックにブナ |
夫婦ダケカンバ | 白い枝が美しい蟶山分岐下部のブナ林 |
カモシカと遭遇 | 登山道入口付近の紅葉 |