登山の記録(2014年) 

1月〜2月の登山の記録を紹介します。



2014.02.26



 2月26日   二人行
            樹氷の森吉山(1454.2m)

 
久しぶりの快晴に居ても立っても居られず、森吉山に行って来ました。
  用事を済ませ、9時45分阿仁スキー場をめざす。もう春の気配に気持ちが高ぶる。スキー場駐車場は平日にもかかわらずほぼ満杯。12時ゴンドラ乗車。ゴンドラから真っ青な空の下に雪原が見え、期待がふくらむ。山頂まで長靴で行けるようだとの話であったが、大事をとってゴンドラ降り場でスノーシューを借りる。樹氷はこの好天でわずかに雪を落としたものもあるが、モンスターの雰囲気は十分味わえる。雪面が反射してまぶしい。石森には十人ほどの登山客。ここからの奥岳はいつ見ても美しい。今日は真っ青な空でなおさらである。避難小屋に十数人が休んでいる。それが先日お世話になった秋田市の登山グループ「山遊会」で、あまりの偶然にびっくり。会長さんのS先生にあいさつし、山頂をめざす。青空をバックにした樹氷がきれいだ。山頂には十数人の登山客。期待した展望はうす黒いモヤで白子森、大仏岳が見える程度。岩手山が頭の部分を出しているのが少しの慰め。無風で暖かい。最高の気分。30分ほどして下山。スキー、スノーボードを楽しんでいる人が思ったより多い。
 ひなたぼっこ出来そうな暖かい山頂でした。この時期としては、最高でした。    
   
阿仁スキー場の駐車場は満杯状態  ゴンドラ降り場周辺の樹氷 
   
石森から一の腰、森吉神社  石森から奥岳、スノーボーダーが連鎖沢を登ってくる。 
   
避難小屋に十数人の登山客  山頂付近の樹氷 
   
山頂に向かう登山客、連なっている。  山頂でくつろく登山客 
   
山頂で記念撮影  山頂よりヒバクラ岳方面 




2014.02.14


 2月14日  単独行
                 
2月の白神岳 雪を抱えたブナ

 
冬のブナの様子を観る目的で白神岳に行って来ました。
 午前、5時暗い中を黒崎登山口をめざす。曇り空か、星は見えない。曇のち晴れの天気予報に期待する。国道から林道に入ると、雪は少なく難なく国道から100mほど三叉路に着く。10〜20cmほどの積雪でさらに奥まで入れそうだが、無理せずここに駐車。明るくなるのを待って、6時20分スノーシューを着けて出発。粉雪が舞っている。雪が少なく林道は歩きやすい。2回ショートカットをして、30分ほどで登山道入口の記帳所へ。しだいに積雪が増え、雪が重い。冬道のマテ山への急登は重い雪につらい。北風からの吹雪で寒い。周囲の樹木が霧氷から着雪に変化してくる。マテ山周辺はブナが雪に押しつぶされそうだ。膝くらいの重い雪のラッセル、単独行がうらめしい。何人か誘うと楽だったのにと後悔しながら、それでも重い雪を抱えたブナに励まされ、行けるところまでという気持ちで上をめざす。この時期のブナは重い雪を抱え、迫力があり圧巻だ。大峰分岐下部の急登はクラストの上に20cmほどの新雪で、アイゼンがかまず登りにくい。ガスで周囲は見えず北風が冷たい最悪の状況。赤テープを着けながら、やっとの思いで大峰分岐。稜線はさらに風が強く、周囲は全く見えない。不安な気持ちで左の雪庇を頼りに山頂をめざす。突然、ガスが晴れ、目の前にトイレが見えたのにはびっくり。12時山頂着。山頂は標柱も雪の中で、何もない。冷たい風と深いガス。避難小屋も入れる状態ではない。すぐ引き返すが、踏み跡はほとんど消えている。赤テープを頼りにマテ山への尾根に入る。大峰分岐下部の急斜面は滑落しそうで、後ろ向きで慎重に下る。降り立ったら、突然日が射し、上空はわずかに青空。あわてて写真を撮るが、10分ほどでまた曇り空へ。15時30分車着。
 
この時期のブナは見応え十分、最高です。山頂まで行かなくても、天気にさえ恵まれれば、数人のラッセルで楽しめます。
 登り、マテ山まで2時間50分、山頂まで5時間40分、
 下り、車まで3時間30分、行動時間9時間10分でした。
   
暗い中で出発の準備  次第に白一面に 
   
 蟶山山頂、標柱がわずかに見える。 蟶山周辺のブナ 
   
行く手をさえぎる雪を抱えたブナ  雪を抱えたブナの巨木 
   
森林限界付近の様子  大峰分岐手前の急登は深いガスと冷たい風 
   
 突然、目の前に山頂のトイレが。 山頂の避難小屋も寒そう。 
   
標高1000m付近のブナ林  記念撮影 
   
一瞬見えた岩崎方面  青空をバックにブナの巨木 
   
やはり、雪山には青空が似合う。  千年桜のようなブナの巨木 
   
一瞬見えた大峰分岐への急登   つらいラッセルを忘れさせてくれる景色、蟶山への尾根



2014.01.28

 1月24日  二人行
              白神岳は遠かった!

 2ヶ月半ぶりにタロンペ氏と白神岳をめざしましたが、残念な結果に‥‥。
 朝、5時半能代を出発、上空には三日月が輝いており、午前中は天気がもってほしいと願いながら黒崎へ。林道の入口から15cmほどの積雪。車で林道を行くが、結局100mほど入った三叉路に駐車。あたたかく快適。6時40分スノーシューを着け出発。予想以上に雪が重い。杉林を2回ショートカットして7時20分記帳所着。タロンペ氏が登山届けに記帳。少しずつ積雪が増え、雪も重くなる。周辺の樹木には全く着雪はない。無風でおだやか。蟶山への冬道に入ると、さらに積雪が増え、きつい。急登では雪が崩れやすく、なかなか進まず体力の消耗が激しい。交代でラッセルをして何とか急登を乗り切る。しだいに樹木が霧氷から着雪に変わり、周囲は白一色。冷たい南風が吹き、雪を飛ばして吹雪のよう。9時45分、やっと蟶山着。真っ白な世界はきれいだが、風が冷たく寒い。白神岳山頂方面はガスの中。こんなはずではなかったという気持ちが強く、結局ここから引き返すことに。これでよかったんだと自分に言い聞かせながら下山。12時10分車着。
 期待した好天に恵まれず、予想以上に寒く蟶山往復になってしまいました。
 記帳所まで40分、冬山分岐まで1時間15分、蟶山まで3時間余りでした。 
   
好天の兆し? 薄暗い中出発の準備 
   
記帳所まで40分  蟶山への急登でのラッセル 
   
 霧氷がきれいだ 雪に包まれたブナ林 
   
幹の黒と雪の白のコントラストがきれい  半分だけ見える蟶山の看板 
   
雪の重さで折れそうなブナ  雪をかぶったブナの巨木 



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