登山の記録(2012年) 

平成24年の登山の記録を紹介します。



2012年12月29日  蟶山(まてやま)(841.1m) 
2012年12月17日  12月 冬の白神岳(1231.9m) 
2012年11月11日  11月 晩秋の白神岳(1231.9m) 
2012年11月10日  抱返り渓谷 
2012年10月27日  八甲田山(1584.4m)  
2012年10月22日  10月 紅葉真っ盛りの白神岳(1231.9m) 
2012年10月16日  神室山(1365.2m)コース地図あり。 
2012年10月10日  藤里駒ヶ岳(1157.9m)・田苗代湿原 コース地図あり。
2012年10月 4日  羽後朝日岳(1376m) コース地図あり。
2012年 9月28日  9月 初秋の白神岳(1231.9m) 
2012年 9月26日   羽後朝日岳(1376m) コース地図あり。
2012年 9月14日  青森県西目屋・大川を遡行 コース地図あり。
2012年 8月27日  8月の白神岳・笹内川から白神岳へ コース地図あり。
2012年 8月21日  岩手山(2038.2m) 
2012年 7月29日  花の和賀岳(1440.0m)・薬師岳(1218m) 
2012年 7月21日  ニッコウキスゲとモウセンゴケの森吉山(1454.2m) 
2012年 7月18日 大雪渓と花の鳥海山(2236m) コース地図あり。
2012年 7月 8日  7月 花の白神岳(1231.9m) 
2012年 6月30日  花と残雪の鳥海山(2236m) 
2012年 6月15日  6月の白神岳(1231.9m) 
2012年 6月11日  森吉山(1454.2m) 
2012年 6月 2日~ 5日  全県総体登山競技 秋田駒ヶ岳山域 コース地図あり。
2012年 5月14日  5月の白神岳(1231.9m) コース地図あり。
2012年 5月11日~13日  県北総体登山競技 田代岳(1177.8m) 
2012年 4月28日  田代岳(1177.8m)・雷岳・烏帽子岳・茶臼岳 コース地図あり。
2012年 4月20日  4月の白神岳(1231.9m)・向白神岳(1243.0m) 
2012年 3月29日  3月の白神岳(1231.9m)コース地図あり。 
2012年 3月16日  羽後焼山(963.1m) コース地図あり。
2012年 3月 1日  樹氷の森吉山(1454.2m) 
2012年 2月29日  小滝山(614.2m)・910mピークコース地図あり。 
2012年 2月22日  2月の白神岳(1231.9m) コース地図あり。
2012年 1月18日  1月の白神岳(1231.9m) コース地図あり。
2012年 1月10日  兜流山(737.8m) コース地図あり。 






登山の記録  2012年10月~12月 



12月29日蟶山


12月29日  単独行
            蟶山(まてやま)(841.1m) 


 当日、朝起きたら素晴らしい快晴、この天気に誘われて、急きょ今年の登り納めとして蟶山に行ってきました。 朝食後、7時50分能代を出発。快晴の天気が青森県に入ったら曇り空に。黒崎口の駐車場に至る林道日野線は途中まで除雪後、10cmあまりの積雪。駐車場まで750mほど手前の林道に車を駐め、スノーシューで9時2分出発。雪が重く思ったよりつらい。30分近くかかって記帳所へ。我々が登った12月17日以降、入山の記入はない。兎の足跡以外、踏み跡は全くなし。蟶山への冬道に入ると、積雪が1mほど。重い雪のラッセルがきつい。次第に周囲の樹木に着雪が見られる。真っ青な空の下に、大峰岳にいたる白い稜線が見える。山頂まで行きたい気持ちに駆られるが、時間的に無理。早出しなかったことが悔やまれる。蟶山に近づくと白一色。枝に氷が付着してキラキラ光っている。また、重そうな雪を抱えたブナがモンスターのよう。重い雪に時間がかかり、11時43分蟶山到着。蟶山分岐から引き返して、陽光の中で昼食。ブナに付着した雪が融けて、ボタボタと落ちてくる。青空をバックに、雪をまとったブナが美しい。1時間ほどしてゆっくり下山。気温が上がり、雪がますます重くなってきている。上空はまだ真っ青だ。13時52分、車に到着。
 短時間の低山登山でしたが、今年の登り納めとして十分楽しめました。
 
蟶山までの登り2時間41分、下り1時間9分でした。

   
駐車場手前750m付近に駐車  記帳所に朝日がさし込んでいる。 
   
真っ青な空をバックに登山道入口の巨木  蟶山への冬道の急登 
   
周囲の樹木には霧氷が。  標高700m付近のブナの巨木 
   
ブナの霧氷  周囲は真っ白な世界 
   
蟶山山頂も白の世界  美しいブナの霧氷 
   
蟶山周辺は美しいブナがいっぱい  霧氷をつけたブナの巨木 
   
雪をつけたブナ  国道から見た白神岳山頂 

 
蟶山への冬道 




12月17日白神岳


 12月17日  二人行
         12月  冬の白神岳(1231.9m)


 登山日和に恵まれない毎日ですが、やっと12月の白紙岳に行くことができました。黒崎から蟶山への冬道利用の山頂往復です。

 山仲間のタロンペ氏と6時能代を出発、暗い夜道を黒崎登山口駐車場へ。八森あたりでやっと明るくなる。駐車場までの林道だけでなく、駐車場もきれいに除雪されている。感謝である。さすがに他に車は見当たらない。曇天、無風の中、冬用ジャケット、オーバーズボンなしで7時05分出発。数センチの積雪。登山届けによると、11月中旬からほとんど登山者の記帳はない。ここでスノーシューを履く。冬道入口付近で積雪は20cmほど。どちらを行くか迷ったが、冬道へ。ヤブはさほど苦にならない。雪面は少し埋まる程度のかたさ。マーキングテープを頼りに登るが、蟶山への急登はきつい。わずかに踏み跡がある。9時15分蟶山着。暑いくらい。登るにつれてブナの枝が霧氷で白っぽい。風上の方向だけに氷が発達しており、樹霜(じゅそう)というらしい。標高が高くなるほど白さが増し美しい。夢中で写真に納めながら、大峰分岐直下の急登へ。周囲はガスに包まれ、冷たい西風で寒い。ややクラストしている斜面を慎重に登る。稜線に出ると風は強まり、視界はまったくきかない。不安の中避難小屋をめざす。小屋手前の鞍部で突然視界にトイレが入ってきて、安堵する。11時30分山頂着。風が強く寒い。手足の指先が冷たい。2階の窓から避難小屋に入り昼食。この時期、避難小屋はありがたい。12時32分、下山開始。大峰分岐直下の斜面はクラストして滑落しそうで怖い。800m付近から振り返ると山頂が青空の中。14時蟶山着。上空は青空で気温が上がっている。融けてくさった雪が重く歩きにくい。3月の雪のよう。転倒しながら、下山。ひざがガクガク。15時18分駐車場着。結局登山者は私たち二人きりでした。

 登り、蟶山まで2時間10分、山頂まで4時間25分、

 下り、蟶山まで1時間29分、駐車場まで2時間46分、行動時間8時間13分でした。

(参考)
  霧氷:水蒸気や霧が氷点下に冷やされ、樹枝などに凍りついたもの。生成条件によって       樹霜(じゅそう)・樹氷・粗氷などがある。
  樹霜:霧氷の一種。夜間、放射冷却した樹木などの表面に、空気中の水蒸気が昇華し、      氷の結晶とな って付着したもの。枝状・扇状・コップ状などいろいろな形がある。風     上の方向に発達するのが特徴。
  樹氷:霧氷の一種。過冷却した微少な水滴が木の枝などについて直ちに凍ってできた白      いもろい氷。木に氷の花が咲いたようになり美しい。    (スーパー大辞林より)



   
きれいに除雪された駐車場、他に車なし。  蟶山への冬道の急登 
   
蟶山を過ぎるとブナに霧氷が。  美しい霧氷の中を登る 
   
標高800m付近の霧氷をつけたブナの巨木  ブナの枯葉も寒そう! 
   
 標高900m付近の霧氷をまとったブナの巨木 一面真っ白な世界 
   
山頂避難小屋  ガスの中、冷たい風が吹く山頂 
   
一瞬姿をあらわした白神川上流の雪景色  下山時の蟶山山頂は青空の中 

 
霧氷をまとった美しいブナ林 



11月11日白神岳


11月11日  単独行
             晩秋の白神岳(1231.9m)

 雨天が続きストレスがたまっていましたが、やっと晴れる予報に期待して白神岳に行ってきました。
 所用をこなし、9時能代出発。晴天の中黒崎口駐車場へ。車が4台駐まっている。10時15分晴天の中出発。あたたかい。駐車場の上は今が紅葉のピーク。記帳所付近は朝日に照らされた紅葉がきれいだ。ブナの大木はもう葉を落としている。黒い杉、ヒバをバックにした黄色い葉が映えてきれいだ。二股分岐まで紅葉が続く。ここを過ぎるとしだいに色づいた葉は減っていく。ブナはほとんど葉をつけていない。11時50分二股着。この数日の雨のためか、水量が多い。やっとの思いで徒渉。ここからの急登はほとんど葉をつけていない。気がつくと、上空は曇り空。落ち葉が積もっているが、濡れておりカサカサという音をたてて登るわけにはいかない。落ち葉が滑り、登りにくい。1時30分山頂着。だれもいない。曇ってはいるが、展望は悪くない。鳥海山の白いシルエットがかすかに見える。山頂の水場を確認してから昼食。寒いので避難小屋に入る。2時下山。葉を落とし蜘蛛の巣のようなブナ林を下る。何となく寂しく感じる。標高950m付近でドラミング。前回確認したアカゲラか。次第に暗くなってきたので先を急ぐ。4時15分、薄暗い中駐車場着。
登り、二股まで1時間35分、山頂まで3時間15分、
下り、マテ山分岐まで1時間10分、駐車場まで2時間15分、
行動時間6時間でした。

 
記帳所のノートを見ると、11月4日、5日は山頂が真冬であったと書かれています。これからは冬装備が不可欠のようです。

白神岳登山ルート地図はこちらです。 
   
 駐車している車が4台。青空が広がる。 登山道入口の葉を落としたブナの大木 
   
記帳所付近は紅葉まっ盛り  二股手前の美しいブナ林 
   
思ったより水量が多い二股  二股急登780m付近の姥石 
   
遠く男鹿半島が見える  山頂から避難小屋、右奥が岩木山 
   
山頂直下の水場  登山道は落ち葉のじゅうたん 
 
白神川源流部から日本海を望む 




11月10日抱返り渓谷


 11月10日   二人行
                抱返り渓谷

 
朝、NHKテレビで抱返り渓谷の紅葉は今がピークとのニュースを見て、急きょ行くことにしました。
 能代を8時45分出発、101号線を通り比立内の道の駅でバター餅、なめこ、こはぜを買って抱返り渓谷へ。曇り空であったが、しだいに青空が見られるように。11時30分到着。料金300円を支払い、駐車場へ。この日が紅葉まつりの最終日ということで、たくさんの観光客。大型バスも駐まっている。さっそく、抱返神社を参拝し、出発。神の岩橋を渡ると、目の前に美しい紅葉が。青空に映えている。最奥の回顧(みかえり)の滝まで45分、駐車場に帰ったのが1時15分。紅葉と渓谷の美しさに大満足。帰りゆぽぽでお風呂に浸かり、世界一のビールを買い、田沢湖経由で家に帰ったのが6時でした。
 
 
   
 抱返り渓谷入口の売店、出店もありました。 抱返り渓谷の紅葉 
   
 真っ赤な抱返り渓谷の紅葉 最奥の回顧(みかえり)の滝 
   
回顧の滝にかかるブナ  誓願時の洞窟から見た紅葉 
   
渓谷上流部の紅葉  玉川の河原で紅葉をバックに 
   
神の岩橋  神代からみた東の山々(左が朝日岳、右が和賀岳か?) 
 
抱返り渓谷対岸の紅葉 
 
抱返り渓谷上流の紅葉 




10月27日八甲田山



 10月27日   単独行
               八甲田山(1584.4m)


 
不安定な気候が続く中で27日が快晴の予報に期待して、八甲田山に行ってきました。
 午前4時能代出発。十和田湖周辺の混雑を避けて、黒石経由394号線を通り酸ヶ湯へ。さすがに車はほとんど走っていない。紅葉のシーズンということで、たくさんの車が駐まっている。6時40分、肌寒く朝日もあたらない中を出発、仙人岱ヒュッテを目指す。地面が凍りつき滑り歩きにくい。登山者は2~3名。振り返ると乗鞍岳、硫黄岳が朝日を浴びて美しい。1時間ほどで仙人岱ヒュッテ着。快晴、上空には全く雲はなく、真っ青。高田大岳を目指す。ササが登山道に覆い被さり、ヤブこぎ状態。手前のピークである小岳の山頂部はハイマツ帯。枝が登山道をおおい、すねが痛い。20分余りで小岳山頂。最高の眺望。十和田湖周辺は雲海になっている。高田大岳を目指すが、さらにヤブがひどい。結局断念して、引き返すことに。仙人岱にもどり大岳への急登へ。数人の登山客がいる。9時15分山頂着。展望がいいが、東風が強く冷たい。気温12度。山頂は私以外誰もいない。岩手山、秋田駒ヶ岳、白神岳などほとんど見える。森吉山の脇に白い鳥海山が確認できる。真っ青な空に山々が美しい。東側は雲海。大岳避難小屋には数人の登山客。まだ、9時半を過ぎたばかり。時間があるので、ロープウェー山頂乗り場まで行き、宮様コースから毛無岱へ行くことに。井戸岳、赤倉岳を行く。すれ違う登山客が多い。真っ青な空の下、周囲の山々、下界の紅葉、青森市街、岩木山などを眺めながらの稜線歩きは最高。10時55分、ロープウェー駅着。引き返して、宮様コースへ。名称がいいが、ぬかるんだ歩きにくいコース。25分かかって毛無岱へ。ここで昼食。ほどよい暖かさ、真っ青な空をバックにした三山を眺めながら最高のランチタイム。ここから見る岩木山も美しい。酸ヶ湯への下山途中、タロンペ氏より電話がある。太平山から馬場目岳への縦走をしている。馬場目岳で昼食とのこと。ひと安心。13時30分酸ヶ湯着。周辺は大変な混雑。紅葉の中を黒石目指す。途中、城ヶ倉大橋にはたくさんの人が紅葉を楽しんでいる。
 八甲田山の紅葉のスケールの大きさに感動の山行でした。

 登り、酸ヶ湯から仙人岱ヒュッテまで1時間、小岳まで1時間30分、引き返して大岳山頂まで2時間35分、
 下り、井戸岳赤倉岳経由ロープウェー駅まで1時間40分、引き返して宮様コース経由毛無岱まで2時間30分、酸ヶ湯まで4時間15分。
 行動時間は6時間50分でした。
 コース地図はこちらにあります。
   
 酸ヶ湯温泉周辺は紅葉まっ盛り 登山道は凍結、イワカガミも寒そう 
   
小岳山頂、眺望がサイコー  小岳より仙人岱と南八甲田 
   
山頂にて、独り占め  雲海に浮かぶ岩手山 
   
森吉山と鳥海山(矢印)  大岳の噴火口と雛岳(左)高田大岳(中央)小岳(右) 
   
山頂より毛無岱と紅葉帯  井戸岳の北に広がる紅葉帯 
   
大岳避難小屋には数人の登山客  田茂萢湿原とロープウェー駅舎 
   
毛無岱休憩所にて昼食  毛無岱より岩木山 
   
毛無岱より三山(左が赤倉岳、中央が井戸岳、右が大岳)  酸ヶ湯温泉は車がいっぱい 
   
紅葉の中を酸ヶ湯に下る  紅葉に包まれた車道 
   
車道脇の美しいブナ林  城ヶ倉大橋は紅葉を求める人でいっぱい 
   
城ヶ倉大橋下流側の紅葉  城ヶ倉大橋上流側の紅葉(左奥が大岳、右奥が硫黄岳) 
 
 千人岱湿原より大岳(左)と小岳(右)
 
大岳からの眺望(左より八幡岳、雛岳、中央が高田大岳、右が小岳、赤倉岳、乗鞍岳) 




10月22日白神岳


 10月22日   単独行
      10月の白神岳(1231.9m) 紅葉真っ盛り


 タロンペ氏のブログで白神岳の紅葉が真っ盛りということだったので、紅葉を求めて白神岳に行ってきました。
 朝食をきちんと食べ、8時に能代を出発。黒崎の駐車場には5台の車、名古屋ナンバー、成田ナンバーなどの車に混じって、なんとしょうすけ氏の車が。9時10分、気温16度日差しを受けながら出発。記帳所のノートによると、しょうすけ氏は1時間半ぐらい早く入山している。このあたりはほとんど紅葉していない。二股分岐でどちらのコースを登るか迷ったが、二股コースへ。一の沢を過ぎると、突然色づいたブナを見ることができる。夢中でカメラのシャッターを押す。二股はわずかに紅葉している。急登に入ると、ブナ林が真っ黄色。太陽の光に照らされて美しい。昨年も見たように思うが、やはり大感激。まぶしいくらいの明るさ。カメラにおさめながらの登りなので、あまりつらくない。気がつくと低灌木帯に。振り返ると左の尾根、登ってきた尾根、右のマテ山の尾根の紅葉がきれいだ。11時50分山頂着。8人のグループがいる。南側がかすんでおり、鳥海山、森吉山が見えないが、東、北は展望がよい。八甲田山は雲の上。向白神岳への稜線の紅葉がひときわきれいだ。絹層雲が上空をおおってきている。天気は下り坂か。昼食後、下山。紅葉が続くが、マテ山付近から下はまだ色づき始め。下るのがもったいないと思い、途中でコーヒータイムをとっていたら、突然キツツキが近くでドラミング。あわてて写真におさめる。途中で8人グループに追いつき、ゆっくり後ろを行く。3時5分、駐車場着。不老不死温泉のバスが迎えに来ている。この後、温泉に入って、宴会だろうか。
 10月16日に登った神室山とは趣の異なる白神岳の紅葉を十分楽しめた山行でした。
 登り、二股まで1時間10分、山頂まで2時間40分、
 下り、最後の水場まで2時間、駐車場まで2時間45分、行動時間5時間55分でした。
   
 二股手前の色づいてきたブナ 朝日に照らされた二股の沢 
   
 二股コース急登のブナ林 二股コースのブナ 
   
山頂直下の紅葉  山頂から避難小屋と下山する登山客 
   
 向白神岳に通じる稜線玄関岳方面 白神川源流部 
   
マテ山に通じる尾根  大峰分岐下の急登から山頂 
   
向白神岳・奥は岩木山  マテ山コースのブナ林 
   
マテ山コースのブナ  雄のアカゲラ? 
 
お花畑から日本海側の眺望 
 
大峰分岐下の急登から日本海側の眺望 




10月16日神室山



10月16日   単独行
          神室山(1365.2m) 紅葉真っ盛り


 いつか行ってみたいとあこがれていた神室山に、急に思い立ち、紅葉にはまだ早いと思いつつ行ってきました。
 夕方、所用があったので、午前3時30分能代出発、ノロノロ運転にイライラしながら高速道路を走り、6時過ぎ秋ノ宮の役内集落奥の登山口に到着。駐車場には車が一台。6時30分、気温17度、少し肌寒い中、出発。登りは昔修験者が登ったといわれる西ノ又コース。400mほど左岸の車道を歩き、登山道に入る。まもなく金属製の吊り橋の第1徒渉点を渡り、右岸へ。吊り橋は結構揺れる。さらに第2徒渉点の吊り橋で左岸へ。ここから気持ちのよいブナ林の中を行くが、すぐ滑り落ちそうな左岸の斜面を行くことに。地形図のコースより20mほど高いところを行く。3回目の徒渉地点には三十三尋(ひろ)の滝がある。ここを過ぎると、いよいよ標高差450mの急な登り、胸突八丁である。次第に紅葉が見られる。見とれて登っていると突然視界が開け、周囲の山々が見渡せる。広々とした御田の神を過ぎると山頂が間近。9時20分、山頂着。気温14度、風が冷たい。雲があるが、展望はよい。栗駒山、虎毛山、高松岳、山伏岳、火打岳が見える。月山は雲の上に頭を出し、鳥海は、頭だけ雲でかくれている。山頂部の紅葉は真っ盛り。見とれながら少し早い昼食。すぐしたに真新しい避難小屋がある。山頂を独り占めしていたが、しばらくして5~6人の登山客。1時間余り休んで、前神室山を通るパノラマコースを下る。山頂から前神室山までの稜線は、紅葉で真っ赤。最高の稜線歩き。ミネカエデ、ミネザクラ、ハンノキ、ナナカマド、ヤマウルシなど紅葉のピーク。「じゅうたんを敷きつめたよう」という表現がピッタシ。太陽光線によって、色が変化する。地元の人によると、神室山の紅葉は今が見ごろ、栗駒山に負けないとのこと。第3ピーク(1288m)からの急な下り、ざんげ坂あたりから尾根上には伐採されずに太いブナが残っており、黄色く色づいている。標高500m付近までブナ林が続く。美しいブナ林の下山路は最高。13時20分、駐車場着。
 期待しなかった紅葉が見られ、好天にも恵まれ、太いブナもあり、大満足な山行でした。
 登り、胸突八丁手前まで1時間15分、御田の神まで2時間20分、山頂まで2時間50分、下り、前神室山まで1時間5分、駐車場まで2時間45分、行動時間、6時間50分でした。
 
 コース地図はこちらにあります。
   
第1徒渉点と第2徒渉点にかかる金属製の吊り橋 第3徒渉点手前の三十三尋(ひろ)の滝 
   
急登 胸突八丁の紅葉  御田の神付近は平地 
   
神室山最後の登り  山頂にて記念撮影・左が高松岳、右が虎毛山、中央奥が栗駒山 
   
 山頂直下の真新しい避難小屋 前神室山に向かう途中振り返る。 
   
 前神室山への稜線、山形県側の紅葉 山形県金山川方面 
   
太陽の光線で色を変える紅葉  前神室山稜線の紅葉 
   
前神室山稜線の紅葉  前神室山稜線の紅葉 
   
前神室山への登り  前神室山からの下りで見られるおもしろい形をした黄葉のブナ



10月10日藤里駒ヶ岳



10月10日   単独行
     藤里駒ヶ岳(1157.9m)・田苗代湿原

 連日の登山日和に誘われ、午後所用があり、午前中に帰る計画で、藤里駒ヶ岳に黒石沢コースを使って登ってきました。
 午前5時能代出発。黒石沢登山道入口まで舗装されており、快適に登山口へ。駐車している車はなし。快晴、無風、気温19度。ウィンドブレーカーを着用し6時40分出発。田苗代湿原は朝霧に包まれ幻想的。紅葉も今が真っ盛りか。木道が夜露で滑る。しばらく美しい景観を楽しむ。藤里駒ヶ岳への登山道の緑のコケをつけた石がきれいだ。ブナ林の紅葉の見ごろは一週間後か。7時50分、山頂着。岩木山と尾太岳が間近に見える。白神岳方面も晴れており、焼山、長場内岳、二ツ森がきれいだ。田代岳、八甲田山は雲の中。鷹巣が雲海に包まれており、二ツ井のきみまち坂が霧滝になっている。山頂部は紅葉が美しい。まもなく、雲が上空を覆ってきたので、尾根道コースを下る。田苗代湿原に立ち寄り、朝霧が晴れた景観を楽しむ。9時5分登山口着。岳岱に立ち寄るが、ブナの紅葉にはまだ早い。10時30分、能代に帰り着く。
 藤里駒ヶ岳は、時間がないときに、短時間で登れて楽しめる山であることを再認識しました。
 登り、登山口より田苗代湿原経由で山頂まで1時間10分、下り尾根道コースで1時間、行動時間は2時間20分でした。
 
コース地図はこちらにあります。 
   
黒石沢登山口を出発  田苗代湿原Ⅰ 
   
田苗代湿原Ⅱ  田苗代湿原Ⅲ 
   
田苗代湿原Ⅲ  田苗代湿原Ⅳ 
   
山頂までもうすぎ  山頂の紅葉・遠く岩木山と尾太岳 
 
田苗代湿原Ⅴ 
 
田苗代湿原Ⅵ 




10月4日羽後朝日岳


 10月4日   二人行
                      羽後朝日岳(1376m)

 9月26日、山頂に立てなかった羽後朝日岳に、タロンペ氏と二人で再挑戦しました。
 午前4時真っ暗な能代を出発、101号線を通って登山口へ。6時20分出発、二俣を目指す。1週間ほど前に歩いているので、迷うことなく左岸の歩道に入り堰堤を越していく。約2時間かかって二俣到着。前回ルートを見失った急登に入る。踏み跡を信じて登っていくが、予定のルートよりかなり左に入っている。(ルート地図・二俣~羽後朝日岳の赤の細線)右にコースを変えるが、ヤブで進めず、やむを得ず稜線を目指して直登する。前回と同じ状況に気落ちしながら、密生したササやぶと低灌木の中を稜線目指す。標高差140mの直登。標高1260m、前回よりは山頂に近い地点にたどり着いたが、予定した部名垂沢源頭上部の鞍部まで250mほどある。稜線は南東の風が強く、帽子が飛ばされそう。寒くウィンドブレーカーを着用する。場所によっては背丈までのササやぶであるが、稜線をたどって山頂を目指す。45分ほどで、部名垂沢源頭上部に着く。ここからはわずかに踏み跡があり、比較的歩きやすい。ここから見る羽後朝日岳は雄大でどっしりとしている。紅葉のはじまったお花畑を通り、山頂を目指す。12時03分山頂着。雲の流れが速いが、和賀岳、荒沢岳、白岩岳、田沢湖、秋田駒ヶ岳、森吉山などが見える。鳥海山、岩手山は裾のだけしか見えない。やっとたどり着いた羽後朝日岳に感動をおぼえながら昼食。1時下山開始。お花畑にハクサンイチゲ、ヒナウスユキソウが咲いている。ミネカエデ、ミネザクラ、ナナカマドの紅葉がきれいだ。部名垂沢源頭上部の鞍部から踏み跡を辿って下る。踏み跡があり、ヤブを漕ぐほどではないがすごい急斜面だ。標高1145m付近まで枯れ沢だったのが、突然水が流れている。ここが源頭になるのか。大きな滝である。緑のコケがきれいだ。ここから下は大小多くの滝が続くが、ロープが張られている。1020mからまた枯れ沢に。15時10分二俣着。ここからは膝の痛みに耐えながら、無言でひたすら駐車場を目指す。16時57分無事到着。

 二俣を過ぎて、標高995m付近から真上にはっきりした踏み跡があり、そちらに迷い込みやすい。はずかしいことに、我々は2度もそちらに迷い込んだ。995m付近から右にある枯れ沢に入る必要があるが、標識もマーキングテープも付いていない。羽後朝日岳を目指すときは、ここが要注意である。

登り 
駐車場から二俣まで2時間、二俣から稜線(1260m)まで1時間50分、稜線(1260m)~部名垂沢源頭上部(稜線)まで45分,部名垂沢源頭部(稜線)~山頂まで50分。
 ※二俣~稜線(1260m)~部名垂沢源頭上部はコース外のため、参考になりません。

下り
山頂から部名垂沢源頭上部(稜線)まで40分、部名垂沢源頭上部(稜線)から二俣まで1時間40分、二俣から駐車場まで1時間40分.
行動時間10時間21分でした。

   ※迷わずに正規のルートを辿れば、
              所要時間は登り4時間30分、下り4時間ぐらいだと思われます。 
 

 コース地図はこちらです。

※カメラが故障したため、同行者のタロンペ氏のカメラの画像をお借りしました。ありがとうございました。
   
堰堤脇の左岸の歩道を行く  二俣手前標高750mの滝 
   
二俣を過ぎて最初の滝( 標高905m) 二俣を過ぎて2つ目の滝( 標高960m)
   
稜線のヤブこぎ、左奥が朝日岳山頂   ミネザクラの紅葉と田沢湖
   
山頂で記念撮影  部名垂沢の源頭・滝になっている(標高1145m)
   
2列の滝(標高1110m)  本コース最大と思われる滝(標高1050m) 





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  秋田県能代市 浄土宗大窪山光久寺   
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